今回は、小田急線にある鴎友学園女子に訪問してきました。
この訪問で感じた特色を二点書こうと思います。
この学校の特色の一つは、家庭科です。
裁縫では、学校生活で必ず使うものを作成します。
中学校1年生でエプロンを作り調理実習で使い、中学校2年生で帽子を作りスキー教室で使い・・・、高校生で作る浴衣は運動会のときに「鴎友音頭」を踊るために使います。
作るだけではなく、それを実際に使うことで、思い出もさらにそれに残るのでしょう。卒業後も大切に取っている生徒も多いようです。
また、もう一つの特色として、理科教育があります。
中学校3年生から高校1年生にかけて行うのが、「10種類の白い粉が何の物質なのかを特定する実験」です。
実験方法を自分たちだけで調べ、試行錯誤して実験を行います。
分からない物質なので、もちろん危険なことが起こることだってあります。
(ただし、安全管理は万全を期しているので問題はないです)
先生がおっしゃるには「失敗があるからこその理科。失敗をさせることも大切な経験」であると。
たしかに、理科の実際の研究は失敗なんて当たりまえ、それをどう成功させるかが大切なので、理科の学問に通じているんだなと感じました。
女子校で理系・文系の人数差がほとんどないのは、そういったことにも裏打ちされているのかもしれません。
他にも書きたいことはありますが、今回はこの二つにしておきます。
実際に足を運んでいただき、他の特色にも触れてみてください。
教室スタッフ/K.M