熱い、厚い、暑い 運動会

  • Vol. 119 : 2010/05/10

開成中学校男子校

5月9日(日)は、青天のなか『創立139周年記念 開成学園運動会』が行われました。
会場には、お昼すぎに到着しました。5月初旬にも関わらず気温25度を超える(夏の)日差しが照りつける暑さのなか、開成学園の生徒のみなさんが、『暑さ』に負けることなく、チームの優勝のために学年を超えた『厚い』信頼感を持って、『熱い』気持ちで競技に取り組んでいました。
 
いわれまで見学に訪れる機会がなく、初めての見学をしました。『質実剛健』といわれる開成の運動会。うわさには聞いていましたが、これほどまでとは・・・、感動しました。むかし、卒業生で開成を受験した(合格しました)生徒で、「運動会を見て、開成を志望校にしたんです」といっていた子がいました。実際に見学をして、その子の気持ちが完全に理解できたような気がしました。

運動会を運営するにあたって、受付係りや場内係りの生徒の方の対応、競技と競技のあいだの準備をする生徒のてきぱきとした行動、競技中の審判団や救護班の動き、その他に直接競技に関わってはいない裏方としての動き・役割を生徒一人ひとりが、競技者や見学者のことを考えて行っているように感じられました。

そして得点ボードにも書かれていたDo your best and enjoy yourself(全力をつくそう、そして楽しもう)のごとく、中1から高3までの生徒が、競技・そして応援と、チームの優勝という目標にむかって一丸となって取り組んでいる姿がありました。
とくに高校3年生の競技『棒倒し』に真剣に取り組む姿・迫力に、観客のだれもがひき込まれていました。
すべての競技(午後の見学をしていたものについて)にいえることですが、勝負に負けたチームの何人もが悔しがっているすがたを、何度も目の当たりにしました。真剣に取り組んでいるからこそ、負けたときに悔しさがわき起こってくるのだと思います。

この運動会を通じて、毎年東大合格者数全国1位開成は、勉強だけに取り組んでいるのではなく、さまざまなことにベストをつくしていくという姿が感じられました。そしてその姿勢が、自然と東大合格者数全国1位につながっているような気がしました。

教室スタッフ/S

開成の棒倒しの様子

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