寮に入って一ヵ月~函館ラ・サール~

  • Vol. 117 : 2010/05/08

函館ラ・サール中学校男子校

神奈川県のとある教室での連休前の出来事。
この春、北海道の函館ラ・サールに進学した子が、GWに帰省して、日能研の教室に遊びに来てくれました。制服はまだ肩が落ちそうなほど大きいのですが、入学してたった一ヵ月しかたっていないのに、なんだかずいぶん受けこたえも表情も大人になったように感じました。そのわけは・・・寮生活

函館ラ・サールは日本全国から生徒が集まってくる学校です。鹿児島のラ・サールも寮制ですが、函館ラ・サールも7割の生徒が寮で生活しています。
寮のなかの基本的な生活は生徒の自治によって進めているとのこと。朝の点呼、夜の自習時間など、係を決めて時間を管理し、きっちりした生活をしているそうです。きちんとベッドメイキングをしてから、忘れ物がないように、点呼に間に合うように支度をして・・・中学生になったばかりの子たちにできるのかな?? と思い、現状を聞いてみると、寝坊したり、支度がうまくいかなかったりと、はじめのうちはそれはそれは大変だそうです。ただし、点呼に遅れたりした際のペナルティ(これも生徒たちでつけるようです。甘くない!)は思いのほか厳しいようで、違反が何回で校長と直接面接、何回で保護者の方が呼び出されたり・・・としているそうです。とくにお母さんが自分の生活の様子について呼び出されるなど、中高生男子にはたまらないことでしょう。しかし、中1から子ども扱いせずにしっかりと自立した生活を送る、このような環境のなかで、生徒たちは社会性やたくましさを身につけていくんだなぁと、その子を見ながら考えました。

寮生活の様子は生徒手帳のなかにも垣間見られます。たとえば、急に具合が悪くなったときの応急処置の方法、連絡の方法などがわかりやすく書かれています。いざというときもまずは自分で対応できるように、読んでおこうというものなのでしょう。しかし、こういったことが生徒手帳にあるとは。さすがです!


そのようなきっちりとしている環境のなか、学校生活はのびのびしていてとても楽しい! といって目をキラキラさせていました。
早く自立したいキミ! 寮のある学校、ぜひ考えてみてはいかがでしょうか?

教室スタッフ/U

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