さまざまな場面から、生徒一人ひとりの成長をケア

  • Vol. 116 : 2010/05/07

玉川聖学院中等部女子校

玉川聖学院は、東急大井町線の九品仏駅から徒歩3分のところにあるミッションスクールです。校舎のなかに足を踏み入れると、生徒のみなさんの活気あふれるばかりの明るい声が響き渡っていたのが印象的でした。

学院長のバーナード・バートン先生は、「学校は、夢を持つべきところ。そのためには、自分のことを好きになる・自信を持つ必要がある」とおっしゃていました。そのためのしかけとして、キリスト教教育を実践しています。

毎朝20分間の礼拝、クリスマスや施設訪問などの体験学習などを行う多彩な宗教行事を通じて、「教派」として宗教教育ではなく、「命の尊さ」や「生かされている私」というものに気づくための広い意味での宗教教育を徹底しています。そうした教育から、前述した生徒のみなさんの様子が、学内での自分の居場所を確保しているからこそ明るい雰囲気に映ったのではないのかと思っています。

また、玉川聖学院の特徴の一つとしてあげられるのは、「カウンセリングルーム」ではないでしょうか。多感な時期だからこそ、一人ひとりの心の発達に関わっていくために、20年以上に渡って相談活動を実施しています。また、保健室と行き来できるような構造になっているため、担任の先生を交え相談できるようなシステムになっていました。常駐しているカウンセラーの方の 「この場所から、もう一度人間関係づくりをスタートさせる」という言葉が印象的でした。

学校をこれまで多く見て回っていますが、カウンセリングルームに実際足を踏み入れたことは初めてでした。落ち着いていて開放的な空間作りができているような印象を受けました。

さまざまな場面から、生徒一人ひとりの成長をケアしている玉川聖学院にぜひ、一度足を運んでみてください。アットホームな学校の雰囲気が伝わってくるのではないでしょうか?

教室スタッフ/M.K

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