受験生のための祈り

  • Vol. 322 : 2010/10/25

東洋英和女学院中学部女子校

東洋英和女学院の学校説明会に行ってきました。会の最初に、聖書朗読と祈祷が行われました。中学部部長の鈴木先生が、マタイによる福音書を読んでくださいました。配布されたプリントにその朗読箇所が記載されていたので、それを目で追いました。

「手を組んで、少しこうべを垂れてください。わたしがアーメンと言ったら、つづいてアーメンと言っていただければ幸いです」と、不慣れな参加者を気遣ってていねいに教えてくださいました。お祈りのなかで、鈴木先生は「ここに集まった受験生一人ひとりが、希望する学校で学ぶことができますように」とおっしゃいました。

土曜日だったので、説明会の会場になった大講堂には小学生の女の子の姿もたくさんありました。東洋英和女学院の生徒たちは、この講堂で礼拝を行っているそうです。舞台の右側に「敬神」、左側に「奉仕」と学院標語が掲げられていて、背後には大きなパイプオルガンがあります。ここで今日は、受験生の女の子たちは手を組み、目を閉じて、お祈りをささげながら、「希望する学校」を思い描いていました。

東洋英和女学院は「キリスト教に基づく良き人間形成」を教育のテーマとしています。礼拝、聖書の授業、奉仕活動、クリスマス音楽会など、その精神が表れている部分はたくさんあります。

あこがれの学校の先生に励まされ、いつかこの講堂でお祈りができる日を思い浮かべて目を閉じた短い時間は、きっと彼女たちにとって、これからの学びに思いを寄せる貴重な時間になったのではないかと思います。

教室スタッフ/A

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