社会へ出てからのことを考えたカリキュラム

  • Vol. 319 : 2010/10/22

東京成徳大学中学校共学校

東京成徳大学中学・高等学校に行ってきました。王子神谷から徒歩3分住宅街をちょっと歩く同校が見えてきます。

東京成徳大学中学・高等学校は、各学年に合わせたプログラムがあります。
中学1・2年では「サタデープログラム」。土曜日の3・4時間目を使って18講座のなかから選択して受けることができます。1年間を2期に分け、1講座は1期(10週)で完結します。講座の内容としては英会話や素材体験クラフト工房・ガラス工芸や茶道、サッカーやバスケ、料理など多彩な講座があり、自分の興味のある講座に参加することができるのです。各分野の専門性に優れた指導者による活動であり、深く幅広い継続的研究ができるそうです。講座は自由参加型になっているのですが、ほぼ100%に近い生徒が参加をしているそうです。

また、中1から高1まで行っている『自分を深める学習』。「自分を深める」をテーマに「自分とは何か?」「自分とはどのような存在であるか?」「どう生きるか?」「何をすべきか?」などの問題を真剣に考え、模索し、そして『自分の生き方』を自分で選び決められるようになることを4年間を通して学習していきます。
実際に中学3年生の『自分を深める学習』を見させていただいたテーマは、社会に出たときの生活にかかるお金。初任給は20万円で、朝食・昼食は500円、夕食は多めに1000円など1日、1週間、1ヵ月にかかる生活費を中学3年生で考えてもらい学んでいきます。

すぐ先のことだけではなく社会に目を向けた学習。これが『自分を深める学習』、大学進学だけではなくその先の、社会へ出てからのことを考えたカリキュラムを組んでいます。それが教育を行っているのが東京成徳大中学・高等学校なのだと感じました。

教室スタッフ/J.K

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