それぞれのペースで

  • Vol. 310 : 2010/10/14

城西大学附属城西中学校共学校

西武池袋線椎名町で下車。そこから住宅街へ。約10分ほどで学校が見えてきました。周りは民家に囲まれ、落ち着いた環境のなかに学校はあります。

訪問した日は、土曜日の午後。学校説明会に参加しました。
ちょうど部活動まっただなかの時間帯。となりのグランドでは運動部が男女混ざって大きな声を出しながら活動中でした。

説明会への参加は2度目。昨年度も出席しましたが、今年は1ヵ月早く参加した。印象に残ったことは「自然学級編成」をとても強調されていたこと。高校から外進生を混入させるとはいえ、中学から入学する子どもたちに学力面で力をつけることはいうまでもありません。時間に余裕がある六年一貫教育だからこそ、豊かな人間性を育む「多くの学校行事」や「日々の学校生活におけるコミュニケーション」を先生も子どもも大事にしていることが伝わってきた説明会でした。

今年、同校に入学した日能研の卒業生の女の子がいました。
彼女は今年の入学式で、入学生代表で話をしたそうです。ぜひ、その成長ぶりを見たいと思っていましたが残念ながら会うことはかないませんでした。しかし、彼女の友人が教室に遊びに来た際に近況を聞いてみました。
「…ちゃん、バレー部だよ。この前、駅でばったり会ったんだけど、先輩と一緒にいて真剣に話をしてたから、声をかけそこねちゃった」と。
教室にいるときとはどちらかというと幼いイメージがあったので、先輩と敬語を使って話をしている様子を思い浮かべると、たった半年でこんなに気持ちが成長するのかぁ、としみじみと感激しました。

心にゆとりを持って過ごすことができる同校の体制、さまざまなキャラクター(学力も性格も)との出会いのなかで子どもたちはそれぞれのペースで成長していくのだと感じました。それがこの学校の魅力だとも思いました。

教室スタッフ/M.K

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