おんせんむすめ

  • Vol. 304 : 2010/10/09

東京家政学院中学校女子校

さまざまな鉄道が乗り入れ、通学にとても便利な市ヶ谷にあり、「乗り継ぎがどの場所からもほぼ1回の立地条件!」東京家政学院の先生も話すほど至便な土地に位置するので、東京23区すべてから通う生徒がいるそうです。さまざまなところから、行きやすいのは良いですね。

10月10日・11日が文化祭で、教室や校舎内のいたるところに、その準備がされていました。
3階の奥からは、3時間目の授業中なのに、祭りのおはやしのような音が聞こえてきます。音の聞こえる方に行くと、横笛に和太鼓などの和楽器を演奏している高校3年生がいました。高校3年生では、音楽、美術、書道を選んで受講します。その音楽選択の生徒たちの演奏でした。彼女たちは、音楽を選択する女の子たちなので『おんせんむすめ』と呼ばれています。今週末の文化祭での演奏に備えていました。難しい横笛を吹きこなしているすがたから、がんばって練習しているすがたが想像できました。
10日の午後に発表があるそうですので、ぜひ行かれてみてはいかがですか?


校舎の一画には、制服が展示されています。制服の展示は多くの学校がしていますが、新旧(現在のものと、設立当時のもの)2タイプが展示してあるのはめずらしく感じました。学校設立当時の生徒は、その制服を自分の手で作り上げていたようです。今の生徒は、1年生のときにエプロンを作るところから家庭科がはじまります。作るものは変わっていますが、学校で使うものを自分の手で作るというところに変わりはありません。創立から85年という伝統を感じます。制服に関して、生徒からの声でとり入れられた規則もあるそうです。伝統も大切にしつつ、時代やニーズに合わせて変わっていく柔軟な姿勢も、東京家政学院が生徒一人ひとりを大切にしているという表れだと感じます。

教室スタッフ/T.S

ページTOPへ