収益金はすべて寄付や義援金にあてられます

  • Vol. 300 : 2010/10/06

鴎友学園女子中学校女子校

今回は、小田急線経堂駅から徒歩7分ほどで到着する鴎友学園女子の学園祭に行ってきました。大変にぎわっている学園祭でした。

鴎友の学年祭は、クラスごとの展示もあれば、部活(鴎友では班と呼ばれる)ごとの展示もありました。先生に話を聞いてみると、じつはこの展示を出すまでにはなかなかに厳しい審査があるようなのです。
たとえば、「縁日を行いたい」だけでは企画が通りません。企画書を持ち帰り、クラス全員で話し合い、『なくなってしまいそうな祭りからにぎわいを取り戻すことをコンセプトとした縁日を行いたい』というような一ひねりしてある案が出て、それをプレゼンしてやっと通るようなのです。
先生から見ても、なかなかおもしろい企画が出たとおっしゃっていました。

展示をしていた生徒たちに話を聞いてみました。
「いつごろから展示内容の話し合いをしてきたんですか?」
『最初の話し合いは春ごろからしてきました。夏前に企画が決定して、夏休み明けから本格的な作成をしました。夏休みは各々の班の活動が忙しいので(^_^;』
ずいぶん前から話し合っていることに驚きました。また、春に話しはじめて夏に決定…、紆余曲折も沢山あった中での展示だということを実感しました。そして、良いものを作って来校者の方に喜んでもらいたいという気持ちも感じました。

高校修学旅行展示場で話を聞いてみました。
ここでは自分たちで考えて1日の行動を決める自主研修をまとめた冊子が展示されていました。
受付の高校生たちに話を聞いてみました。
「修学旅行(京都)に行ってみてどうでしたか?」
『修学旅行に行く前に授業でしっかりと歴史や文化を授業で習います。そのうえで見るので、大変わかりやすくて勉強になります。』
鴎友良いところはなんですか?」
『う~ん。そうですね、自由なところです。あと、学年全体で仲が良いところです。仲良しグループでかたまるのではなく、大体だれとでも仲が良いです』
学校全体で盛り上がっているのがわかる気がしました。

中学1年生は学年掲示として、学校の歴史や学園生活をはじめ、受験についての話題などをそれぞれ掲示物にして展示していました。自分たちの学校を知ってもらおうと、学校の研究や、学内のインタビューを随分行っているのがわかりました。そしてそれを伝えようと大きな声を出し、真剣に説明している姿が印象的でした。

どの展示についても、来訪者に楽しんでもらえるよう気持ちが入ったものになっていました。そして、収益金はすべて福祉関連団体への寄付や災害地域への義援金にあてられます。まさに「慈愛と誠実と創造」を実践している学園祭であったと思います。
今年訪れることができなかった方は、来年足を運んでみてください。
(今年の学園祭の様子が学校HPに載っています。それをご覧いただくだけでも雰囲気は味わえるかもしれません)

教室スタッフ/K.M

各教科の展示にも力が入ってます!

写真をクリックすると大きなサイズをご覧頂けます。

ページTOPへ