中学1年生の展示とは思えません

  • Vol. 297 : 2010/10/03

慶應義塾普通部男子校

今回はいわずと知れた、東急東横線日吉駅にある慶應義塾普通部に行ってきました。

慶應義塾普通部の文化祭は、文化祭ではなく『労作展』です。
つまりは祭りではなく、生徒一人ひとりが時間をかけて創作・研究に打ち込んだ成果を展示するものなのです。
その労作展は今年で82回目を迎える伝統ある行事です。

展示されていたものはさまざまあります。
絵画や版画などの美術系、スカイツリー・エッフェル塔の模型(大きく精巧な作品でたくさんの目を引いてました)やチェスト(慶應カラーでかっこいい)などの技術系英語全訳、歴史の研鑚や模型を使った社会系、書道作品などの国語系など、じつに多種多様の作品が展示されています。

特筆すべきは、その完成度の高さと完成までの工程をしるした作成日誌です。作成日誌が必ず置いてあり、中身も序論・結果・考察まで入っているものや、作成図が貼ってあるもの、作成の様子を写真でまとめてあるものなど、プロセスがしっかりされたものでした。

パンフレットにも書いてある(「プロセスの中に貴重な学習があり、記録そのものの中に『労作』があると考えています」)とおりの展示でした。

一度見に行かれると、親子ともにたいへん刺激を受けると思います。

教室スタッフ/K.M

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