日能研

知性 冷静

グレー 知性 冷静

〈Nマーク〉エピソード

〈Nマーク〉の3色のうち、
「グレー」に込めた想いにまつわる
エピソードをご紹介します。

下の項目の中から、
ご覧になりたい項目名の部分を押すと、
その項目にまつわるエピソードを
ご覧いただけます。

授業での学び

苦手を得意に

Mくんは、理科がとても苦手でした。しかし、ある日の授業でMくんに転機が訪れます。てこの計算を学んでいるとき、Mくんは誰も解けなかった問題を解いたのです。それに自信をつけたのか、私が授業で、てこの問題を解説しようとすると、前に出てきて「僕に解説をさせて」と言って黒板の下に座り込むようになりました。解説をさせてあげると、上手に解説をし、周りの子も「よくわかった」と言ってくれました。

有頂天になったMくんは、夏休みの間に理科の他の単元も学び続け、9月の公開模試では最高得点を取ることができ、最終的には理科がいちばんの得意科目になっていました。一つのことをきっかけに、自分の力を伸ばすパワーを子どもは持っているのですね。

(教務スタッフ)

自ら学ぶ姿勢

休み時間にはにぎやかだった教室が、授業になるとそれぞれ集中してモデレーター(授業担当者)の話を聞いたり、大切なことをノートに書き込んだりしています。6年生は、授業が終わるとすぐに、学習エンカウンタースペースで自分の学習をしている子がいます。4年生や5年生も、授業後に教室に残って、わからないことを質問しに来たりします。「どこがわからないの?」と聞いたり、「どこまでできたかな?」と聞いたりすると、自分が解いたノートを見せて、「ここからわからない」と言ってくれます。「こういう解き方もいいけれど、こういう考え方もあるよ」と話すと、「そうか!」とすっきりした様子で帰っていきます。

日能研には「子どもたちが自ら学ぶ」の場面がたくさんあります。

(学習ピアサポーター

※学習エンカウンタースペース
日能研にいる間は、すべてが学びの時間。一人でも、仲間どうしでも、モデレーター(授業担当者)、学習スタッフ、ピアサポーターとも。自分で学んだり、質問をしたり。授業以外でも子どもが学びに出あう場、それが「学習エンカウンタースペース」です。

※学習ピアサポーター
「ピア(peer)」とは「仲間」という意味です。日能研から中高一貫校に学び進び、今は現役の大学生たちが、学習ピアサポーター。少し先を歩んでいる先輩だからこそ、学ぶ子どもに寄り添うことができる、子どもにとって身近な存在です。

がんばったから読んでほしい

3年生の秋ごろの国語の授業でのことです。授業が始まってすぐ、前回の終わりに出した課題を回収しました。内容は『詩を書いてこよう』というもの。全員分を回収し終わったところで「みんなが書いてきたものも読んでみたい」とある子が言い出しました。「でも時間がな~、今日の授業もあるし……」とこちらがためらったところ、「でも、がんばって書いたから読んでもらいたい!それに、みんながなんて書いたか気になるんだ」と訴えられ、であれば……と展覧会へ。お互いに詩を読み合い、ナイスチャレンジシールを貼る時間をとってから、その日の授業の内容に入りました。実はこの子、春ごろに入会してきた時点では「行きたくない」と泣きながら、保護者に引っ張られてくるような子でした。それが予科教室を楽しめるどころか、自分でやりたいことを言えるまでに成長した姿は、とてもうれしくなるものでした。

(教務スタッフ)

ドミノ

2年生の「ユーリカ!きっず」授業でのエピソードです。

ユーリカ!きっずには、「ドミノたおし」というプログラムがあります。

仲間と協力しあい、さまざまな課題にあわせてドミノを並べていきます。

そのときは、2人ペアで協力してドミノを作っていました。片方の子がドミノを倒してしまった時、「倒れちゃっても大丈夫、またやろう!」と、もう1人が声かけしたり、「ちゃんと倒れるってことがわかった」と言ったり。怒ったり、責めたりはしない子が多いです。

ある子が「1人が立てて、もう1人がドミノを渡せばいい」(その方がケンカにならない)と発言しました。すると、他の子は「それは協力ではないんじゃないか」と。

仲間どうし、失敗しても責めず、自分の意見を言える雰囲気っていいなあと思いました。

(授業担当者)

日能研の合格
~入試当日~

日能研で伴走する自由が扉を開く

これはまだ入試当日に受験校の前で日能研の受験生をスタッフや授業担当者が握手で激励していた頃の話です。私の第一志望校は通っていた教室が最寄り校だったこともあり、4年生から6年生まで担当していた国語の授業担当者が入試当日の朝、応援に来ました。憧れの志望校の前で身構える私に、「かっこいいことを書かなくていい。自分らしく、思ったことをそのまま書いておいで。」と。

点数を稼ぐためのテクニックではなく、子どもがそれぞれ考えることそのものを重視するのはとても日能研らしい考え方だと思います。日能研は知識や問題の解き方と一緒に考える手がかりの見つけ方を身につけ、授業でも、子ども同士の対話で発言し、他者の発言に反応することで日々頭の中の言葉を外に出す体験をしています。

日能研に通う中で自分の考えを持つ力を自ら育ててきた子どもたちと、子どもたちの可能性を信じて送り出す授業担当者。きっと今年も、一人ひとりの自由な考えが夢を叶えるのでしょう。

(2025年日能研新入社員)

※日能研では、現在は入試当日校門の前での激励は行っていませんが、受験生を応援する、その想いはずっと変わりません。応援の形が変わった当時、その想いを綴った広告を掲載しました。
https://www.nichinoken.co.jp/opinion/pdf/adarc/plan/pln_20210105.pdf

逆境にも負けない知性と冷静さ

日能研で仲間と共に学ぶことをとても楽しんでおり、仲間が鋭い発言をした時は「なるほど!」と言いながらたくさんメモをしていた姿が印象的だった、知性と冷静さを兼ね備えた子どもの話です。

第一志望校に合格して教室に報告に来てくれた時に、衝撃の事実が発覚!教室に時計が無く、願書にも腕時計持参と書いてある第一志望校で、なんと時計を忘れてしまったとのこと。それを聞いた私たちスタッフ全員「どうやって合格したの!?」と驚くように質問。すると、「忘れてしまったものは仕方ないし……。今まで日能研で学んできたことで自信があったし、家で多くの過去問を解いてその後アドバイスもたくさんしてもらっていたから、それを思い出しながら自分の感覚を信じて時間配分しました!」とあっけらかんと答える。

最後まで知性と冷静さを感じさせてくれた子どもでした。

(教務スタッフ)

仲間の存在

入試当日に問題を持ち寄り、次に向けて自分の答案を再現しておこう。モデレーターに見てもらって×の確認をしておきたい。解答が欲しい。でも、この時にモデレーターの到着が遅れていることが起きました。子どもたちが始めたのが、「みんなで検討会をしようよ。僕たちだけで解答を出してしまおう。」何とこの行動が、ふり返りを促進していました。

「あーじゃない、こーじゃない」
「ちょっと待って、ここに着目したのだけど」
「でもそれだとどうかな。」……。

明日に生かせそうだと、みんなの目がキラキラしていたことを覚えています。子どもたちのパワーってすごいな~とあらためて感じた瞬間でした。その後、モデレーターが到着しましたが、明日も早いからと満足した顔で帰っていく子どもたち。解答が欲しいと言っていたはずなのに……。解答じゃない、明日につながる大切な物を持ち帰ったようです。

(教室スタッフ)

※日能研では、授業担当者のことを「モデレーター」とも言います。「スペシャリスト」「ファシリテーター」「カウンセラー」「アナリスト」「プレゼンター」の5つの要素を持ちながら、教科を通して子どもの学びに関わります。

ふり返り

千葉エリアの受験生。埼玉入試で合格して気持ちよく千葉入試に向かいたいところですが、合格につながらなかったとき、自信が持てないまま千葉入試を迎えさせるわけにはいきません。

自分の当日の答案を再現します。そしてモデレーターと、どんな作業が不足しているのか、わかりやすく言い換えることはできないのか、問題文から大切な情報を引き出せていないのでは、などをふり返っていきます。その中では、「読めていないな~」という会話をよく聞きます。方略の面からもふり返ります。どうして解答することにこだわり過ぎたのか。「何としても答えを出す。この問題を解いてみたいという気持ちの強さから、得点することを優先させる受け方ができなかった。」……これを何回もやる子がいます。

しまいには「何もできないのではないか」「解ける気がしない」と泣きが入る子だっています。でも「千葉入試前にチェックすることができて良かったと思うよ」と励まし続け、ふり返りを続けていきます。上手くいかないことを千葉入試で気がついたのでは手遅れになります。

――この子は1月22日から合格の扉が開きました。これも日能研の受験です。

(教室スタッフ)

※日能研では、授業担当者のことを「モデレーター」とも言います。「スペシャリスト」「ファシリテーター」「カウンセラー」「アナリスト」「プレゼンター」の5つの要素を持ちながら、教科を通して子どもの学びに関わります。

※日能研では、問題と向き合うときの自分の中にある課題を見つけてその原因を探り、さらに課題を解決していくために何が必要かを見つけることができるチカラを「方略眼」といいます。入試に向けて子どもたちはこの方略眼を養うとともに、自分はどのようにテストに取り組めばいいかを一人ひとりが考えて実行します。

「合格しました!」だけじゃない

合格の連絡を受けたときに、「合格しました」だけで話は終わりません。「入試問題が面白かった。テスト中には答えを出せなかったけれど、電車の中でも考え続けたんだ。」や「見たことがない問題があったんだけど、前の問題で仕組みがわかるようになっていて、ヒントを出してくれているように感じた。それがね、仕組みがわかれば、見たことがない問題でも解けるよねという、先生の優しさだと思った。」など、入試問題についてのおもしろさや学校の先生の想いを重ねて語る受験生が多いです。

日能研では、入試問題を解くことは、『入試問題を通して、学校の先生と対話すること』と表現します。問題が解けて嬉しいだけではなく、入試問題に込められた学校からのメッセージを感じながら、入試問題と向き合う子どもたちを育てています。

(教室スタッフ)

ダンボール

受験が終わって、進学校の報告に親子で教室に来てくれます。そこで、ここまでの日能研での生活をふり返っていろいろな話をするのですが、「本当にありがとうございました」「最初は有難さがわからなかったのですが、一番のプレゼントでした」「日能研からもらったものの中で一番役に立ちました」と言ってもらえるものがあります。何のことか???ですよね。「ダンボール」なんです。テキストをカバーしてあるダンボールなんですけど……何か子どもたちにしてあげられることはないか、ホッとするもの、顔を思い出して落ち着くものとか考えたあげく、ひらめいたのがダンボールだったのです。机がガタガタしていたら出して差し込もう。まわりはそんな準備までしてすごいと思うはず。

落ち着いていつものチカラを出してね、という想いが伝わるといいな!

(教室スタッフ)

素敵な言葉

ある中学校(A中学校)を熱望していた子どもがいました。

発表の日が来ましたが、あの子からの連絡がないな、どうしたのだろう。こんなに遅いということは嫌な予感しかしない。――ようやく電話が鳴りました。「〇〇です」「うん、どうした?」「あの…」「A中学校の2次を受けることになりました」「そうか」「よし、これから2次に向けて一緒に準備していこう」……だめでした、不合格でしたというマイナスな言葉を使いたくないのだなと、前向きな気持ちとして受け取りました。そして同時に素敵な伝え方だな~と。

2次の結果は不合格でした。ここでも不合格とは言いません。「B中学校に進学することになりました」、でした。

A中学校の入学者召集日に「うちに来ませんか」と繰り上げ合格の電話があるとは、この時は思いもしなかったでしょう……。

(教室スタッフ)

日能研の合格
~入試を終えて~

AIのこと、どう思う?
~合格者インタビューから~

日能研では2004年から毎年、日能研生への「合格者インタビュー」を実施しています。

インタビューでは、これまで歩んできた中学受験の道をふり返るとともに、進学を前に、これからどんなことをしたいか、どんなふうに未来を生きていきたいかも訊いています。

今年はその中で、「AI(人工知能)についてどう思うか?」という問いを投げかけました。AIとの距離感は子どもによってそれぞれ。日常生活の中で実際に生成AIに触れて、創作物などを楽しんでいる子もいれば、ほぼAIには触れたことがない子もいました。驚いたのは、AIとの距離がどうであるかに関わらず「AIと共生する世の中で、自分はどうありたいか」を、子どもたちが自分の言葉で語っていたことです。例えばAIにあまり触れたことがないというある子は、人間ならではのチカラについて「機械と違って人間はずっと同じではいられない、そこを人間の強みにしていけるのかな」……と、考えながら話してくれました。

自分とは距離がある事柄であっても、自分に引き寄せて考えて、言葉にする。中学受験の道を歩んでいく中で、そんなチカラが子どもたちの中に育っていることに、嬉しくなりました。

(本部スタッフ)

※合格者インタビューでの子どもたちの言葉の一部は、以下のページでもご紹介しています。
https://www.nichinoken.co.jp/opinion/pdf/adarc/plan/pln_20250323.pdf

「これから」につながる学び
~合格者インタビューから~

毎年、入試を終えた直後に日能研生への「合格者インタビュー」を実施しています。その中で印象に残った内容を紹介します。将来は農家か科学者になりたいと話したある子どもが、続けて語ったことです。

「理科は、自分が科学者や農家を目指すうえでは絶対に通る道なので、そのために地盤として科学の薬品や記号は扱えると思います。算数も、実験をするうえで計算はできないといけないし、農業をするときにも効率化のために必要です。……社会も、農業をするうえでは世界情勢を知る必要があるし、まだ研究者で何を目指すかは悩んでいるけど、これからのことを知ることで、それに合った自分のやりたいことを進められると思います。そして国語は、生きていくうえで必要な他者とのコミュニケーションをとるうえでも使えるし、論文を書くってなった時に漢字を使えないと困ってしまうので、読み書きをしたりするっていう意味でも大事だと思います。」

――これだけのことを、その場で考えながら一気に語っていました。

科目の枠を超えて、これまでの学びと、これからやりたいことが自然とつながっている。

中学受験の歩みの中で、こんな学びができたら素敵だなと感じました。

(本部スタッフ)

日能研生の進学後

苦手だけど嫌いではなかった算数

「今は中学の生徒会長になり、生徒会活動に励んでいます。」と、お手紙をくれた子どもがいます。そこには、「全校スピーチの場では日能研に通っていたころのこんなお話をしました」と、スピーチの原稿も同封されていました。

「算数の問題を私が解けずに悩んでいると、『これは難しいね』と難しいことを認めてくれて、最後まで一緒に悩んでくれました。先生が私と同じ立場に立って、最後まで私を信じてくれたことで、私はだんだん算数が嫌いではなくなっていきました。」

手紙には「小学校のころは苦手だった算数も、今では大好きになり、この前実施した中間試験の数学で97点を取りました」という言葉も添えられていました。将来の夢は、数学の先生になることだそうです。

卒業後も日能研での学びを忘れずに教室に帰ってきてくれる、そして苦手だったことも人生の目標に変えていく。そんな子どものエネルギーに感動しました。

(教室スタッフ)

卒業しても戻ってこられる日能研

先日、中学2年生が教室に遊びに来てくれました。その子は半年に1度くらいのペースで卒業しても顔を見せに来てくれます。通っている中学校について話をしてくれたり、学校での学習について近況を教えてくれます。その子から先日、私たちに相談がありました。「最近、学校のテストの成績があまり良くなくて。小学校の時は日能研で毎日学習して、目指していた学校に合格ができたのだけど、もし出来たら日能研でちょっと自習させてほしい」というお願いでした。真剣な顔での相談だったので、了解をしました。その子は、本当に日能研のことが好きなんだな~……と。卒業しても日能研を思い続けてくれる。戻れる場所がある。私学と同じ環境のように感じました。

(教室スタッフ)

日能研の学びは卒業してからも

「何があった?それってなんで?次どうする?」何度も何度も繰り返して、ここもうちょっと加筆してみては?……と日能研スタッフとやりとりをした日々。テストのたびにふり返りをしたことで、自分のものになったふり返り。受験を迎えるころには、自分で好きな時にふり返りサイクルを回せるようにまでなっていました。

それは、中学に進学してからも。サッカー部の地区公式リーグ戦で初めて負けたその夜。「悔しい!」「何がいけなかったんだろう」「次にどうしたらいいんだろう?」――自然に部活の仲間にLINEで呼びかけていました。「次に向けて、分析をしない?」「試合の動画をみながらふり返りをやろうぜ。」

「自分のプレーはどうだった?よかった点は?課題は?」
「自分では、ここがうまくいかなかったと思う!」
「こういう場合は、ボールをもっと高くけった方がいいと思う!」
「ここに自分がいたときに、周りが見えていなかったから、こういう場合は声掛けがほしい!」

「何があった?なんで起きた?次はどうする?」というやりとりを、進学先の仲間と一緒に自然としていました。ふり返りサイクルを自分の中で回しながら、仲間からもフィードバックをもらう。自分と仲間が共に成長する。どうやらこのふり返りが、4日間続いたとか。

結果、同じ対戦相手に勝利し、準優勝。日能研で育てたふり返りはずっと続くものとして内在化しているのですね。

(本部スタッフ)

大人になった生徒に出会って

ある日能研職員の結婚式の二次会に出席した際のこと。その二次会には、その職員の方と同じ教室で働いていたときの生徒が姉弟で参加をしていました。(勿論、成人になって)

姉の方は6年時に担当したということもあり、当時は毎晩のように算数の質問に付き合ったものでした。そんな二人が近寄ってきて、話しかけて挨拶をしてくれたのですが、丁寧な敬語で本当に他人行儀な挨拶をもらいました……。

そして、二次会も終わり帰るところ、帰りの電車で一緒になりました。どうやら探してくれていたようで、先程の挨拶のことを聞くと、結婚式の二次会の振る舞い方が分からず、しかも自分たちのことなど覚えていないだろうと思っていたようで、そんな挨拶になってしまったとのこと。

こちらからすれば、あれだけ一緒にやったのだから忘れるわけもない!という想いだったのですが、TPOを考えた挨拶・行動を選んだその姉弟を見て、大人になったな…と思わざるを得ない瞬間を過ごし、二次会以上に嬉しくなった瞬間でした。

(教務スタッフ)

日能研のデータ

コード入力の日々

日能研が数十年にわたって蓄積してきたデータは、点数や偏差値などの成績データだけではありません。30年以上前、日能研ではすべての中学入試問題に分類コードをふるというチャレンジをスタートしました。分野や単元はもちろん、難易度、問題を解くときに使うアタマの使い方にいたるまで。それはもちろん今でも続いています。子どもの成績データと入試問題のデータを結びつけて課題を発見するのにも、入試によく出る人名・地名ランキングなどを出すにも、コードは欠かせません。

4教科(国語・算数・社会・理科)の研究開発スタッフたちは、毎年数百の入試問題のコードを1問1問入力します。2月に首都圏入試が始まると、それこそ朝から晩まで入試問題を解き、パソコンに向かってコード、コード、コード!

本当は教室に行って直接受験生のサポートをしたい、でも、このコードは未来の受験生にとってなくてはならないもの。熱い気持ちはそのままに、でも頭脳は冷静に。

(研究開発スタッフ)

子どもの「可能性」を広げるデータ

「実は……本人には、これまで恥ずかしくて言えなかった憧れの学校があるんです。」――ある6年生の子どもの10月受験相談で。合格判定テスト結果から、元々の志望校は「合格」ゾーンに達していましたが、保護者の方がこう切り出しました。確かに今の成績ではその学校のR4偏差値(合格可能性80%)には大幅に足りない状況でしたが、「恥ずかしいことなんてないですよ!その学校にもぜひチャレンジしましょう!」……と後押し。新たなチャレンジ校を設定したことで「まだ自分に伸びしろがある」と思ったその子は、苦手だと避けていた記述問題にも黙々と取り組むようになり、最後の合格判定テストではR3偏差値(合格可能性50%)のところまで力を伸ばし、憧れの志望校に合格しました。

実は、1974年に中学受験の世界に初めて「偏差値」を導入したのが日能研。当時はこの「R4偏差値」をどのように設定するかの議論が続いたようですが、「小学生が受ける人生に1回の入試という特別な体験だから100%とはできない」ということで80%に設定したそうです。偏差値は志望校を選ぶうえで大切な指標のひとつですが、数字がすべてではなく、どうやって子どもの「可能性」を広げ、後押しするデータとして活用していけるのか。私たち日能研スタッフは日々考えて、子どもと関わっています。

(本部スタッフ)

「自分を知る」ためのデータ

この時期、日能研の教室では夏期講習前の「子ども会」を開催します。

子ども会では「あれっ、図形が苦手だと自分では思ってたけど、そんなこともないのかな……。むしろ場合の数!?」「やっぱり記述はもっと書けるようになったほうがいいな~。よし、夏にがんばろっ!」……こんな声が飛び交います。見ているのは「学習目標を立てるための成績表」。これまでのテスト結果を分野別にあらわした成績データから、講習期間の目標を自分で立てます。そして、講習後には設定した目標に対してのふり返りをします。6年生になると、志望校の出題状況と自分のこれまでのテスト結果を比較する「BT表(分野別通過率表)」という成績表も使います。

日能研では毎年、入試問題の1問1問すべてに分野や難度などの「コード」をふります。そして、日能研で子どもたちが取り組むテストのすべての問題にも、入試問題と同じ基準で「コード」をふります。だから、子どもが自分のデータと毎年の入試問題の情報を、この「コード」をキーにしてつなげることができるのです。

日能研は、子どもが自分の学習状況をより多様な視点から把握できるよう、さまざまな種類の成績表を独自に開発してきました。子どもが自ら学び進む、成績表はその後押しをしてくれる大切な学びの道具です。

(本部スタッフ)

※日能研では、各教室でさまざまなテーマの「子ども会」を実施しています。「子ども会」では、子どもが主体となって自分の課題を発見し、目標設定をしたり、今後の学習方法を考えたりしていきます。

父が綴った手帳には……

夏休み直前、ご夫婦で面談にいらしたお二人にお子さんの成績データをお渡ししました。日能研が蓄積してきた先輩たちの合否データや成績データをもとに分析したシートにじっと目を通したお父さまは、「僕が作ってきた成績データと同じですね」と静かに微笑み、手帳を開きました。手帳には、几帳面に記録されたお子さんの成績の軌跡が。毎回のテストごとの得点と出題分野、そしてグラフ化された教科ごとの変動、見守り続けてきた時間と子どもへの深い想いが刻まれたページ。お母さまは、驚いた顔をしながら恥ずかしそうに笑っていました。受験は本人だけではなく、家族の情熱と努力が積み重なる舞台なのだと、その時強く感じました。

お父さまが綴った誠実さと暖かさに満ちたわが子のための手帳は、日能研がこれまでに培ってきたデータとぴったり重なって未来を予測する。そして始まる、第一志望校合格のための作戦会議。憧れの扉を開くための道筋を、地図の上に描く。70余年の年月をかけて積み重ねたデータが、ここから歩む道の土台となる。――親子の想いと仲間への信頼が、きっと未来を切り拓いていくでしょう。

(本部スタッフ)

データの日能研

「データの日能研」と言われることがあります。日能研では毎年、北は北海道から南は沖縄県まで、全国で行われている300以上の中学入試問題を細かく分析しています。分析する視点は、出題されている分野や単元、難度、その問題を解くために必要なチカラなど、多岐にわたります。日能研が入試問題の分析を始めたのは約40年前から。この40年分のデータの蓄積が「データの日能研」と言われる所以のひとつなのです。分析されたデータは、教材作成や日能研に通う子どもや保護者のみなさまへの情報提供など、様々な場面で活用されています。

豊富なデータがあるからこそできる関わり。それが日能研です。

(研究開発スタッフ)

※日能研のデジタルパンフレット日能研の「データと情報」はこちらからご覧いただけます。

シカクいアタマを
マルくする。

『シカクいアタマをマルくする。』シリ-ズ

入社1年目。まだ何もできない自分に対して、「私立中学の良さを伝えられるような掲示物を作る」という話があり、何も思いつかない中で、「そもそも入試問題は面白いよね」と感じていたことが発端です。手書きの入試問題紹介の形式のポスタ-を何枚か掲示していたところ、デザイン会社の方が教室に立ち寄り、「このポスタ-、面白いよね」と言ったことから、今のような『シカクいアタマをマルくする。』シリ-ズへと進化しました。子どもたちは、「どうやったら解けるの?」と、できる・できないではなく、問題に対する興味関心を示してくれましたが、当時は、「入試問題は遊びじゃないんだ!」と叱ってしまう講師もいました。そのくらい、入試問題の取り扱いは真剣で、面白いだけではいけなかったのかもしれません。

そんな『シカクいアタマをマルくする。』シリ-ズは、1986年からスタート。今も、合否分析以外の視点で、入試問題の面白さを普遍的に伝える役割を担っています。

(教室スタッフ)

電車で乗り過ごした日

入社前のこと。電車に乗っていると、日能研の『シカクいアタマをマルくする。』電車内広告が目に入った。その広告では、中学受験の入試問題が紹介されていたのだが、気付けばその問題に引き込まれ、解くことに没頭していた。そんな中、何よりも驚かされたことは、小学生が解く中学受験の入試問題に、大人の自分が無我夢中になっていることだった。問題の解答を考えることにあまりに集中しすぎたのか、降車予定の駅を乗り過ごしてしまった。次の駅で降り、逆向きの電車を待つ間、ふとその問題を考え続けている自分がいることに気が付いた。

電車を乗り過ごしたあの日。いま思えば、中学受験を経験していない自分が、中学受験の入試問題の奥深さを知り、日能研へ入社するきっかけとなった日かもしれない。

(教室スタッフ)

『シカクいアタマをマルくする。』の問題選び

日能研の電車内広告『シカクいアタマをマルくする。』は、中学入試問題の魅力や豊かさを多くの人に伝えたくて、1986年のスタート以来途切れることなく、いまも掲出し続けています。

中学入試問題の特長のひとつが、私学各校が独自に作問しているということ。そこに込められた私学それぞれのメッセージやアドミッション・ポリシー(建学の精神や教育理念、文化、考えや想いを背景にした出題意図)にふれながら、入試の期間を越えるや否や、電車内に掲出する問題を選びます。対象は首都圏すべての私学の入試問題で、4教科(国語・算数・社会・理科)の一題一題から、もちろん一次試験、二次試験……とあるので、その数は8万題を超えてきます。その中から、1年間に電車内に掲出する24題を選ぶ。

はい、至難の業です。

でも――。

子どもたち、こんなステキな問題と向き合ったんだ。楽しかっただろうな。これはウルっと、ココロ動いちゃったかも。世の中や自分のこと、身の回りのこと、あらためて考えただろうな。すごいな、この問題。よくぞ、ホントに。

その年の入試問題と向き合い、私学を感じ、世の中に伝えていく。

日能研は『シカクいアタマをマルくする。』の制作を通じても、その年の中学入試の「ふり返り」をしています。

中学入試問題よ、今年もありがとう――と思いながら。

(研究開発スタッフ)

子どもの学びを支える
「人」の存在

6年生シラバスチームミーティング

子どもが科目ごとに見せる顔はさまざま、得意な科目だと生き生き、不得意な科目だと息をひそめている……。日能研では、4科目の授業担当者とクラス担当でのミーティングを行います。話題の口火は、子どもの成績と授業担当者の授業実感が合う子か合わない子か。そこから発展して、一人ひとりの子どもを多角的な視点で見ていき、良いところや課題をはっきりさせていきます。課題は何か、課題の原因は何か、原因の背景には何があるのか。……。具体的な支援として、子どもが自分で解決していけるように、誰がどのように関わるのか、誰がいつ強く踏み込むのか、科目や相性も考えながら、関わる大人全員で意見を出し合います。

学力と合格力を上げていく目標は同じでも、ときには意見が食い違い、大人同士の意見の対立もあります。子どもにとって最良の支援は何なのか、日々具体を動かしながらやり取りを続けます。すべてを合格のために。

(教室スタッフ)

※日能研の授業担当者は1科目専任。科目の専門性をもちながら、同じクラスの担当者がシラバスチームを組み、子どもの学びをともにつくっています。

「勉強」で遊べる場所

ピアサポーターとして日能研にいて最も楽しいのは、子どもたちと過ごす休み時間です。私のいる教室では、子どもたちが高度に知的な遊びを「遊び」として楽しむ姿がよく見られます。掲示してある雑学クイズとにらめっこする子、新聞を読む子、置いてある都道府県クイズを出し合う子たち。一時ピアサポーターが用意した「ある部首の漢字を見つけよう!」「正◯面体の展開図を組み立てよう!」「短歌、俳句を詠もう!」などの掲示物にも、子どもたちはすぐに興味を持ってチャレンジしてくれました。とても日能研らしい!と思います。楽しい職場です。勉強を「勉強」と知って嫌いになってしまう前の子どもたちにとって、学びの可能性は無限に広がっています。人生に多くの選択肢を持てることは、とても豊かなことではないでしょうか。日能研での学びは、考え方の基礎を深いところで理解し、楽しくするものだと思います。ただの「勉強」よりも先、「学問」への入口が開かれているような。これからも子どもたちが「日能研で」「日能研から」、もちろん「日能研の外でも」豊かな学びを得、学問の美しさに目を開き、より豊かな大人になってくれることを願っています。

(学習ピアサポーター)

※学習ピアサポーター
「ピア(peer)」とは「仲間」という意味です。日能研から中高一貫校に学び進び、今は現役の大学生たちが、学習ピアサポーター。少し先を歩んでいる先輩だからこそ、学ぶ子どもに寄り添うことができる、子どもにとって身近な存在です。

何と言っても、文章が命。

私が日々作成している国語のテストでは、何と言っても、文章が命。ちょくちょく書店を訪れては、実際に本を手に取って確かめます。

子どもたちが授業で学んだ読み方を使えているかどうか確認できる文章を選ぶことが、文章選びの基本です。例えば、登場人物の心情変化を把握するのに必要な読み方を、子どもたちが使えるかどうかテストで確認したいとき、登場人物の心情変化が描かれている物語を選ぶということです。

加えて、私がそれと同じくらい大事にしているのが、読んでくれる子どもたちにとって、読み甲斐のある文章を見つけるということです。登場人物の生き方に共感したり、筆者が提示するものの見方に感動したり。逆に、登場人物の考え方に納得がいかなかったり、筆者の展開する主張に疑問を抱いたり。あるいは、続きはどうなっているのだろうと気になったり。そんなふうに、頭と心を動かしながら文章と向き合うことにこそ、文章を読む価値があると考えています。

読んだ甲斐があったと子どもたちが感じられるような文章への橋渡しを、テストを通じてできたら――そう願いながら、これからも書店通いを続けるつもりです。

(研究開発スタッフ)

日能研ならではの考えに触れる

日能研の新入社員。社員研修で日能研の学びや考え方に触れる中で、自分のこれまで見聞きしてきた学びや、自分自身がこれまでしてきた学び方との違いを感じることもあります。ここでは、ある新入社員の声を紹介します。

私は大学時代にある塾で、いろいろな年齢層の生徒を教えていましたが、日能研に入社してから知らないことに多く出あいました。
たとえば学びのサイクルや授業の思い起こし、テスト後のふり返りなど……。ただ授業をして宿題を確認する、どうしたら成績が伸びるか相談する、というだけではなく、様々なアプローチがされていました。何事も子どもが主体で進んでいくことを知って、自分が受験生のときもこんな学び方だったら、こんな考え方の大人が周りにいたらよかったな、と思うこともありました。
教室で実際に子どもが楽しそうに過ごしている姿を見て、楽しい気持ちは忘れずに、でも学習は止めずに、このまま入試まで突き進んで欲しいなと思います。

――テストでも、授業でも、テキストも。環境も、人も。すべては「子どもの学びを真ん中に」。

毎年入社する新入社員ともそのことを確認して、子どもたちと共に歩む準備をしています。

(2025年日能研新入社員)

社会からの預かりもの

お子さまの進路選択の相談をはじめ、成績、家庭学習、家での言動・態度など、保護者の方々と様々なお話をさせていただき、時に笑い、泣き、大切なお子さまを真ん中にして、たくさんの感情を共有し、学ばせていただいています。

健やかな成長を願う、「大切な」我が子。中でも、「大切」の捉え方について、印象に残ったある保護者の方(Aさん)についてお話しします。

Aさんは、息子さん二人を日能研に通わせていました。ある面談時、Aさんに「子育てで、どんなことに気をつけているのですか?」と伺いました。すると、Aさんはこんな風に答えてくださいました。

「我が子ではあるけれど、いずれは社会に還す預かりものだと思って育てている。社会にお返しする時に、ちゃんとした人としてお返しできるよう心がけている」と。

目の前の子の「今」だけでなく、未来を意識して関わることの大切さを改めて教えていただきました。

(教室スタッフ)

自分で自分を育てる
日能研の学び

「これってなに?」から、「なんだと思う?」に。

5年生のころに「これってなに?どういうこと?」と質問によく来ていた男の子が、いよいよ6年生になりました。その男の子に授業後ふと呼ばれ、何だろう?と行ってみると、黒板いっぱいに複雑な図形が書かれていました。その子から一言。「この面積ってなんだと思う?」と。日々の学びから多くの疑問をつくり、それを乗り越え成長をした子どもからのオリジナルの挑戦状。そして、その問題を一緒に考える、周りにいるクラスの仲間たち。嬉々として解説をしているその子の姿。

日能研で学んでいるからこその、自由な発想と仲間たちとの学びあい。良い時間を共に過ごさせてもらいました。(ちなみにその問題は難しくて、私も降参。その子の解説を、周りの子と一緒に聞きました。)

(教室スタッフ)

少年の主張

気になることがあるとよく質問に来る、ある子どもの話です。

授業前にやってきて「この問題(前回のテスト)の解答はもう一つ考えられるのではないか」という質問というか疑問を出してきました。この問題、彼はテスト中に手を付けると時間が足りないと判断し、とばして別の問題に進んだため空欄にしていたのですが、家で取り組んでみたら答えが違っていたため、解説を読んだところ、別解があることに気づいたとのこと。

その場はテスト問題を作成している部署に問い合わせすることを約束して授業に向かいました。すると、授業後にもやってきて「さっきの件どうなりました?」と確認に来たので報告した内容を見せると、お礼を言って帰宅。その後調査したら、別解の子が3名ほどいることがわかりました。

次の授業日、真っ先にやってきて「あの問題の件どうなりましたか?」と。状況を彼に伝えたところ、「救われた人がいたということですね。報われました。」と一言だけ言って教室に向かっていきました。

(教務スタッフ)

6年生もカエルが欲しい

6年生の男の子が、誰もいない時を見計らってスタッフのもとへ相談に来ました。てっきり、志望校か、成績か、周りに聞かれたくない話なのかなぁと思いきや……「カエルチャレンジャーズのバッジって、どうやったらもらえるんですか」。この教室では、4年生の入会時に『カエルチャレンジブック』を渡しています。そこに、その月のチャレンジと一緒に頑張りたいカエルをかいてきた子には、パートナーとしてそのカエルの缶バッジをプレゼントしています。が、6年生ともなると、その存在はすっかり忘れられてしまうのも事実……。あらためて、チャレンジブックの使い方を説明したところ、彼はそれから毎月、チャレンジブックを持ってくるようになりました。自分のチャレンジを書き、その内容とぴったり合うカエルを丁寧に模写して描いてありました。そして実際に、書いた目標を毎月頑張り続ける姿がそこにありました。何年生になっても、カエルたちはサポートをし続けてくれるんだなぁと思った出来事でした。

(教務スタッフ)

テストは一人でにやにや

もう10年以上も前に日能研に通っていた6年生の子どもの話です。とにかく算数の問題を解くのが大好きで、算数の授業も楽しんでいました。しかし学年が進むにつれ、いわゆる難しい問題が増えてきて、時間内にそれまで全部解いていたテストの問題が全部解けなくなってしまったのです。でも解けなかった問題を家で解いてみたら……なんと面白い、こんな解き方もあるかも……算数の点数は下がってきても、算数の面白さをどんどん深く広く高く感じるようになってきました。ある日のテスト(共通問題と応用問題で計150点満点)でこっそりと応用問題から解き始め、一人でにやにや……でもそれだけで時間いっぱい、「はい、やめて下さい」の声が。結果は共通問題0点、応用問題40点の計40点(150点満点)クラスでは最下位!でも一人でにやにや、次のテストも次のテストも……同じ受け方で同じような点数が続きました。テストで学び、テストで成長したこの子の受験は果たして???

(教務スタッフ)

※学習力育成テストの国語と算数は、基礎問題・共通問題・応用問題の3種類で構成されています。基礎問題と応用問題については、クラスによってどちらか一方にチャレンジします。

自分の受け方

全国公開模試の日に、教室の6年生のテスト観察に入りました。偏差値70を超えている3人について、入試に向けて課題があれば見つけようと思ったのです。算数の時間になりました。

1人目:最後の問題からスタート。計算と一行題の[1][2]まで戻ってきて残り10分ですが、終わらせていました。

2人目:[1]から順にスタートして[6]で(3)だけ空欄で、[7]へ進みました。[7]を解いている途中で、飛ばした[6](3)の解答欄に解答を書き込んでいます。……何が起きているのやら、2つ同時に考えていたの?

3人目:[1]から順に[7]まで順番に解答して終了――3人の頭の中がどうなっているのか、見てみたいと思ったくらいです。

方略は自分で考え実行できればいいですよね。受験に向けていろいろ試してみることも大切だと思います。――進学先は別々ですが、東京大学で3人は再会を果たしています。

(教室スタッフ)

※日能研では、問題と向き合うときの自分の中にある課題を見つけてその原因を探り、さらに課題を解決していくために何が必要かを見つけることができるチカラを「方略眼」といいます。入試に向けて子どもたちはこの方略眼を養うとともに、自分はどのようにテストに取り組めばいいかを一人ひとりが考えて実行します。

夏期428題

「中学受験の天王山」と呼ばれる6年生の夏期講習。

日能研の夏期講習の算数のテキストには、全クラス共通問題「428題」があります。クラスによってどの問題を取り組むかに違いはありますが、大切な夏に教室や家庭でひたすらに取り組む課題の代表格になっています。

それをはじめとして、各教室では夏期講習期間中を通して取り組む課題を提示しています。授業、学び直し、課題、そしてまた授業……と。大忙しの夏です。

子どもの主体性を大切にする日能研ですが、子どもたちの状況を踏まえて、合格するために必要な「知識・技術」をつけるための準備・環境はもちろん用意します。

今年の6年生たちが、どのようにして「428題」を自分のチカラに変えていくのか、他のツールをどのように使っていくのか、夢が膨らむ夏が始まりました。

この夏を通じて「6年生」から「中学受験生」に成長しよう。がんばれ中学受験生!

(教室スタッフ)