親子のような先生と生徒

  • Vol. 1399 : 2017/01/20

横浜隼人中学校共学校

1月20日…千葉入試が始まりました!
片や入試の真っ最中、片や東京・神奈川の出願が始まっている…そんな緊張した空気が漂う中、
多くの子ども達が様々な私学に向かって全力を尽くしています。

さて、みなさんは学校を選ぶときは、どんな方法をとりますか?
学校情報誌やパソコンで調べる。
周りのひとに聞いてみる。
説明会や文化祭に参加してみる。
色々あるかと思います。

少し前のことですが、神奈川県にある横浜隼人中学校の説明会に参加してきました。

緑豊かな自然環境で、広大な敷地面積に校舎が立ち並んでいます。
私は、説明会の20分前に着いたのですが、会場の講堂から何やら音楽が聴こえます。
説明会が始まるまでに、ソングリーディング(チアダンス)部と和太鼓部が演目を披露していました。
中学校・高校のメンバーが学年の枠を超え一体となった、かなり本格的な演技でした!
そのあとは、代表メンバーが
「なぜこの部活に入ったのか?」「一番のやりがいは何ですか?」
といった質問に答え、会場の人たちに伝えていました。

説明会にて、このように部活を紹介することはよく見かけます。
ただ、今回私が驚いたことは
なんと、演目はもちろんのこと、あいさつ・スケジュール・質問の内容などをすべて生徒が、
自分たちだけで考え、実行した
ということです。
先生方は、生徒にこの時間でお願いします。と枠しか与えていません。
つまり、入学を考えている保護者や子ども達に対して、
「何を伝えたいか?」「どんなことを知ってもらいたいのか?」生徒たち自身が考えて、
みんなで協力しながら、当日のプログラムをつくった
とのこと!

演目が終わり、説明会での先生の言葉です。
「横浜隼人では、生徒が主体的に取り組む姿勢を育てるために
 『アクティブラーンニング』を積極的に取り入れています。
 これは従来の教師中心の教え込み型授業から脱却し、ペアワークやグループ活動をとおして、
 生徒自身が考え・協働する、生徒主体の考える授業を目指しています。
 なので、その一環として今回の演目は、
 すべて生徒たちに考えてもらったものを、みなさんに見ていただきました!」

確かに、インタビューの途中で、生徒が言葉につまったりする場面もありました。
ただ、それよりもすべて自分たちで考えたプログラムだからでしょうか?
生徒がみな堂々と、活き活きとした表情で発表をしているように感じました。
そして、それとは対照的に、まるで本当の親のように生徒を見守っている、
先生方の表情がとても印象的
でした。
学校の取り組みに対する熱意だけでなく、先生と生徒の距離が、
すごく近い学校
だなと今回の説明を通して強く感じました。

冒頭でも述べましたが、私学を知るには色々な方法があります。
今回のように足を運ぶことで初めてわかること・感じることもたくさんあると思います。
そして、私学の数だけそれぞれの思いや魅力があります。
今年の入試でもまだ説明会を行う学校もあります。
ぜひとも、みなさま興味のある学校には一度は足を運んでみてください。
そこで新しい発見があるかも知れません。

ちゃんたま

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