「普段おてんばな子が、家の裏手で黙々とじゃがいもを洗っている姿がとても可愛かった。」
品川女子学院中学校(通称:品女)の中学2年生のカリキュラムには新潟県の民家での食育プログラムがあります。
短期のホームステイのようなもので、日中は農家さんのお手伝いをし、
夜は郷土料理をみんなで協力して作って食べる、といったものです。
のっぺい汁など作ったそうですよ。
先日、品女の先生とお話をした際に素敵なエピソードを聞かせていただきました。
「農家のみなさまも親切で、生徒たちに
『食器は洗い場まで持って行ってくれたらそのままでいいよ』
なんて言ってくださるのだけど、
ごはんを食べ終わって食器を持っていくともうすでに生徒が洗い物を始めている。
食器を拭く生徒もいれば、机の上をきれいにする生徒もいる。
手持無沙汰になった子は『他にお手伝いできることありますか?』
と聞いて動いている。こんなことが普通にできる生徒たちを見て、ただただ感動した。」
素敵ですよね。
大人に強制されるわけでもなく、見られているわけでもないのに、
自然とその場で自分のやるべきことを探し、その場をよくするために動けるということ。
品女の生徒心得にもある
「自ら考え、自らを表現し、自らを律する」ことが中学2年生にしてすでに身に付いているのです。
品女と言えば「文化祭での企業コラボ」に目が向きがちですが、
先生方に「印象的なエピソード」を聞いてみると、
いろいろな裏話を聞くことができるかもしれません。
オープンキャンパスや学校説明会なども頻繁に行われていますので、
足を運んでみてはいかがでしょう?
まんぼう