サレジオの共にいる教育、「アシステンツァ」の精神

  • Vol. 1101 : 2015/11/15

サレジオ学院中学校男子校

先日、サレジオ学院中に行ってきました。
横浜市営地下鉄グリーンライン「北山田駅」から、
先生の誘導に沿って5分ほど坂を登って行けば、サレジオ学院中に到着です。

今回の説明会では、今年受験を終えた中学1年生から、高校3年生までが一人ずつ出席。
進行役の先生とやり取りしながら、それぞれが、自分の視点で学校生活を語ってくれました。
テーマも「男の子から男子、そして男へ」と題し、
6年間での成長が感じ取れる企画…今回は少しだけその内容を紹介します。

先生が「夏の思い出は何ですか?」ということに対して、
中学1年生の子が「先生を湖に引きずり落としたこと!」と元気よく答えます。
これは、1年生の夏に行く野尻湖畔の宿泊体験の話。
1年生は入学式後日のオリエンテーションと、この野尻湖畔。
1学期中に2回も宿泊の機会を設けます。
この場ではたくさん遊ぶことで距離を縮め、
生徒どうし、生徒と先生の関係を身近なものにしていくねらいがあります。
先生も全力で生徒と遊び、一緒に浮島を取り合う。
だから、大人から浮島を取った!という喜びが、
生徒たちにとっても大切な思い出となって浮かんでくるようです。

一方、高校2年生の子は「サレジオが男子校なことに関してどう?」という質問に対して、こう答えます。
「中学生の間は気楽でよかったけど、高校生になると正直枯れる。出会いがほしい…」
保護者会という場で、しかも先生に対して遠慮なく話します。
一方、先生も
「高校になると出会いがほしくなるんだよね。
中学の間はむしろ女の子から解放されたって喜びのほうが大きいんだけどね」
とうんうんうなずきながら話していました。

生徒がどのように成長して、どこに悩むのかを知る。
そのうえで子どもに寄り添い、成長を導いていく。

サレジオ学院の「アシステンツァ」の精神が、
ひとつひとつのやり取りに凝縮されているようで、聞いていて楽しい会でした。

学習アドバイザー:うどん

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