「個」が集まって生み出すパワー≪後編≫

  • Vol. 1095 : 2015/10/25

市川中学校共学校

中央広場では、大規模な屋台村が開かれています。
ここでは、金券を使ってたこ焼きや焼き鳥、
カレーライスなどの食べ物を買うことができますが、どれも人気で常に大行列。
昼ごろになると、「完売しました!」という放送が次々と流れてきます。

全部で70団体以上ある展示の中身は、カジノやお化け屋敷、喫茶店、迷路……
文化祭定番のものも多数ありますが、とくに目立ったのは「映画」で、なんと10団体以上。
いずれの映画も上映前には行列ができており、中には数百人の動員をしたものもあるとか。

教室内の装飾や出し物など、それぞれに力が入っているのはもちろんですが、
仮装して練り歩いたり、廊下で突然寸劇が始まったり、校舎全体で人探しをするイベントがあったり…。
見るものも、遊ぶところも、食べるものも、そしてそれぞれに盛り込まれたアイディアも豊富です。

校内の先生たちは「見回る」というより、
生徒といっしょになって「楽しんでいる」
ように感じました。
(もちろんお仕事をしつつだと思いますが)
行く先々で、生徒と先生が話をしており、
保護者の方々も先生に声をかけたり、同じクラスの生徒に声をかけたり。
生徒だけでなく、みんなを巻き込んで全員で文化祭を楽しんでいました。

市川学園の教育方針は「個性の尊重と自主自立」。
一人一人が活躍する場を自分で見つけ、それを先生たちが暖かく見守っているようすがよく伝わってきます。
市川学園全体のパワフルさと暖かさが、そのまま伝わってくる文化祭でした。

学習アドバイザー:がっきー

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