伝統と絆

  • Vol. 954 : 2014/05/16

成城学園中学校共学校

小田急線成城学園前を下車して、5分ほど歩いたところ。
幼稚園から大学まですべてが1つのキャンパスという大きな敷地内に成城学園中学校高等学校はあります。
ちょうど訪れたのは13:00過ぎのことで、学校では昼休み。
この日は天気が良く、夏日でした。
中庭では生徒たちが元気よくボールを投げて体を動かしたり、走り回ったり、散歩をしたり……。
広い中庭ですが、狭く感じるほど生徒たちであふれかえっていました。

この成城学園は2017年に創立100周年を迎えます。
お話しする中で先生が強調されていたのは、この100年の中で常に変化し続けている学校であること、
しかしその中で変わらなく根付いている「伝統と絆」があることでした。

特にその「伝統と絆」を象徴しているのが、中学2年の夏に行われる「山の学校」
標高3,180m・日本で5番目に高い山槍ヶ岳、標高2,932m・白馬岳、標高2,696m・唐松岳。
それぞれの山へのチャレンジを生徒たちの身体能力と生徒の希望によって選択します。
その身体能力のデータは体育だけでなく、授業での様子などさまざまな場面からの情報を得ており、
そこから「どこの山に登るか」をデータと情報を組み合わせて判断していくとのこと。
また、ガイドはつけますが、どのようにチャレンジしていくのかは全て成城学園中の先生が判断して決めて行くそうです。
これが経験豊かな先生が伝えていく伝統であり、絆なのだと感じました。

そして「山の学校」という行事だけでなく、さまざまな場面で生徒の希望を聞き、自分で選び取れるような関わりは、
カリキュラムの選択の幅の広さからもうかがい知ることができます。
自分が本当にやりたいことは何なのか、自分で考え、決めて行く。
情報過多な今の時代に、必要な情報が何かを判断するのは難しいものがあります。
その目を養える環境が、成城学園中にはあるように感じました。

6月21日(土)午後には中学校見学会「成城学園に集まれ!!2014」が開催されます。
成城学園中を生で感じることができる絶好の機会をお見逃しなく!

スタッフ/ P

昼休みの生徒たちの様子。
男女の仲の良さも伝わってきます。

写真をクリックすると大きなサイズをご覧頂けます。

ページTOPへ