三輪田学園のこだわり!

  • Vol. 992 : 2014/10/31

三輪田学園中学校女子校

先日三輪田学園中に行ってきました。
同校は、「徳才兼備」を教育理念にかかげ、今年で創立127年になります。
「徳」は外見だけではわからない人柄、「才」は点数でも測れる外側のもの
と吉田校長がおっしゃっていました。
徳が才の前にあるのは、創設者である三輪田眞佐子さんのこだわりだそうです。

徳を育てるために、三輪田のライフスキル・プログラム(生き方教育)を始めています。
「広く世界に興味関心を持ち、学び続ける力」
「問題を解決する力」
「リーダーシップとフォロアーシップ」
「確かな職業観に基づく、人生設計力」
「対話する力、共感する力」

急速な変化を遂げている現代を生き抜くために、6年間で身につけさせたい力だそうです。
三輪田学園を卒業したあとに、生徒がどのように生きていくのかまでを学校として、
考えていらっしゃると感じました。

地理的に、三輪田学園の周りには各国の大使館がたくさんあります。

その環境を利用して、実際に生徒たちが大使館に足を運び、
各国の文化に触れる機会を設けているとのこと。
先日は、インド大使館でみんなでチャイを飲んだそうです。
他にも、アイルランド大使館で一緒にアイリッシュダンスを踊ったり、
ベルギー大使館でチョコレートを食べたり…。
まさに、地の利を活かした、取り組みだと思いました。
色々な世界に興味がわきそうです!

校舎は、体育館や生徒たちが過ごしているところなど、建物ごとに階段部分が色分けされていました。
それは、緊急事態があったときに場所を知らせやすいためだそうです。
図書館の本棚も、150cmほどの高さで統一されており、
生徒がどこにいるかを先生が把握しやすい造りでした。
生徒の安全面を考えて、校舎の内装も考えられているんだと感じました。
また、屋内プールも備わっています。
屋内・温水ということから、年間を通してプールの授業ができるそうです。
そのような環境から、水泳部が強く、
最近では三輪田学園の水泳部を目指して受験してくる生徒もいるとか。

廊下ですれちがう生徒一人一人が、「こんにちは!」と元気よく挨拶をしてくれました。
休み時間だったので、友だち同士で話をしていましたが、
目を合わせて挨拶してくれたことが、印象的です。
当たり前のことなのかもしれませんが、その姿はとても気持ちが良かったです。

三輪田学園のかかげる「徳才兼備」を感じられた時間でした。

スタッフ/ むーたん

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