変わらない伝統と新しい風

  • Vol. 824 : 2012/12/03

大妻中学校女子校

大妻中学校・高等学校に行ってきました。

今年で創立104年目の大妻ですが、変わらない伝統と、新しい風の両方を感じることができました。
教頭先生のお話のなかでも、101年目を機に学校の教育理念をロゴマークで図式化したことや、「自律・自立」というふたつのジリツのかけことばをつくられたというお話が印象に残っています。正しい自分を持つという意味での自律、そして自分を信じて行動するという意味での自立この二つの「ジリツ」心を持った、社会に貢献できる女性を育てることを教育理念に掲げ、創立者大妻コタカの信念を守りつつ、さまざまな新しい試みをされています

たとえば、新しく設置された海外研修。オーストラリアに加えてイギリスでの研修が設置されています。英語力の向上ということ以上に、異文化との交流に重きを置いているそうで、他国ならではの文化・生活様式を肌で感じ、視野を広く持った女性を育てることにつながります。また、大妻中といえば、「大妻女子大学の付属校」というイメージもあるかとは思いますが、ここ数年では、多様な大学の進学実績があります。これは卒業生を積極的にキャリア教育に力を入れているからこそのことではないでしょうか。

普段の様子も、とても活気に満ちあふれている大妻。
生徒のみなさんは、とても主体的に、授業に参加しているという印象がありました。また、先生と生徒の距離が近いと感じました。どの授業を拝見しても先生と生徒がともに笑顔で笑い合っています。理科のグループワークの授業を拝見したときには、思わずどこに先生がいるのだろうと探してしまうぐらい、先生と生徒が一緒になって、学んでいる様子が見られました。

女子校にしては生徒数の多い、大妻ですが、生徒のみなさんは廊下や体育の授業、グループワーク形式の授業などでも明るく、発言も多く、和気あいあいとした雰囲気で、生徒のみなさんどうし、そして生徒と先生どうしでの距離の近さを感じました。先生方は「規模の大きい学校だからこそ、生徒自身が、多様なクラブや委員会から自分の好きな場を選ぶことができる」「1クラス40人で、いろいろな個性を知ることによって自分にはなかった視点を見出し、視野を広げることができる」「クラス替えは6年で3回あり、学年全員を知ることができる」などの大人数ならではの良さを語っておられました。

地上9階建ての新しくきれいな校舎で、いきいきと学んでいる大妻の生徒のみなさんがとても印象的です。

12月にも説明会があります。どうぞみなさまも足を運んでみてください。

教室スタッフ/Y.Y

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