緑あふれる学校

  • Vol. 504 : 2011/05/20

宝仙学園中学校共学部「理数インター」共学校

宝仙学園共学部「理数インター」は宝仙寺というお寺の裏、宝仙学園の敷地のなかにあります。正門をくぐった目のまえには早速「理数インター」の校舎が建っていますが、ふと門のすぐ横に目を向けると、そこには色とりどりの花が咲いていました。さらによく周りを見渡してみると、チューリップやナスの鉢植えが…。

チューリップやナスは、生徒たちが取り組んでいる「総合探求プロジェクト」の一環として、生徒たち自身の手によって育てているものだそうです。この「総合探求プロジェクト」では毎年4月に各自が自由なテーマで探求をスタートさせます。このプロジェクトを通じて子どもたちは、課題を自ら発見し、こたえを見つけていく力をさまざまな場面を通じて培っていきます。年度末には研究発表会を行い、さらにプレゼンテーション力も養います。そしてなんと、高校2年生の修学旅行ではアメリカのカリフォルニア州スタンフォード大学で生徒たちが実際に研究発表(プレゼンテーション)をするそうです! これまで培ってきた探求する力、プレゼンテーション力を披露する絶好の機会なので、出発まであと3週間と迫ったいま、2年生の生徒たちは研究発表の準備に余念がないようです。

また、学校の敷地内を歩いてみると校舎と校舎のあいだからも庭園のように緑あふれる空間が広がっています。宝仙学園共学部「理数インター」では草花があるだけで心が安らぐ経験を生徒たちに味わってほしいとの思いから「花育(はないく)」を実践しています。校舎の入り口にある花は紫陽花。先月はチューリップだったとのことで、花を通じて「季節の移り変わり」を意識し、大切にしている様子がうかがえました。校舎内にも教室のまえの各階の廊下に観葉植物が飾られていました。授業中にはしっかりと学び、授業以外の時間にはリラックスできるような心配りがされていると感じました。

教室スタッフ/Y.N

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