一人ひとりの生徒のために

  • Vol. 465 : 2011/03/24

文化学園大学杉並中学校(H23年文化女子大学杉並より校名変更)共学校

今年の4月から大学名の変更にともない、文化女子大学附属杉並文化学園大学附属杉並に変更になります。そんな同校にちょっとまえに行ってきました。

校舎内を案内していただいて、印象に残った施設のひとつが図書室です。大きな窓から光が差し込んでとても明るく、イスも机もゆったり。修学旅行で訪れる京都や奈良に関連した本や、ドラマ・映画・アニメ化された本などを並べたコーナーもあって、気軽に本を手に取りやすい雰囲気でした。校長先生は、読書が表現力や思考力をはぐくむとおっしゃっていて、そんな考え方が反映されているのかもしれません。また、教科書で紹介された本、大学入試の小論文・現代文頻出図書といったコーナーもありました。図書室は、授業がお休みの日もあいていて、20時すぎまで利用でき、自習のために訪れる生徒も多いそうです。図書室はおしゃべり禁止、静かに勉強するためのスペースですが、こことは別に学習のスペースがあって、そちらでは先生に教わりながら勉強することができます。広い廊下のところどころに置いてあるソファも、先生や友だちと話をするために使っているそうです。目的に合わせて使い分けることができますね。このほかにも、卒業生によるチューター制度を設け、生徒が宿題を見てもらったり、悩みごとを相談したりすることができるようにしたり、難関大学への進学をめざす高校生を対象にした自習室をつくって大学のパンフレットや過去問題集を準備したりと、さまざまな工夫がなされています。生徒たちのニーズにそれぞれこたえられるように、という学校の思いが伝わってきました。

廊下ですれちがった生徒たちは、元気な声で、またある子は少し照れてはにかみながら、あいさつをしてくれました。生徒一人ひとりをちゃんと見てくれる、明るくのびのびとした雰囲気の学校です。

ぜひいずれ、訪れてみてください。

教室スタッフ/A

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