ARE学習の集大成!

  • Vol. 461 : 2011/03/15

立教女学院中学校女子校

京王井の頭線三鷹台駅から徒歩3分、立教女学院に行ってきました。
高校3年生の卒業論文発表会が、今年度初めて外部向けに開放されるとのこと。

ARE学習とは、
A:Ask(自らテーマを求め)
R:Research(調べ)
E:Exprees(言語化して発表する)
を略したもので、中学校から高校まで通じて行われるものです。

中学では設定されたテーマごとの調べ学習を通じて物事を考え、
高校では自ら課題を設定し(課題設定力)・調べ(調査研究力)・発表する(表現発表力)ことを行っています。
これらの活動により、将来生きる基礎となる学力を養い、広く社会に貢献できる人間になることを目指しているものということです。

このARE学習の集大成である高校3年生の卒業論文発表が行われました。

この発表会、外部向きに公開することが決まったのがなんと1か月前!? 校長先生の提案だったそうです。
それにも関らず、参加者は約100名!!
注目度の高さがうかがえました。
(私は大学4年生のときに、50名くらいの前で発表したのが初体験だったのですが…)

今回、発表したのは3名。
各人がパワーポイント(プレゼン用のソフト)を自分で作り、発表していました。
まず、この資料がすごい。
よくできています。デザインがよく、見やすさも充分備わっていました。

なによりも素晴らしかったのは、発表そのものです。
約15分~20分の発表をレジュメを見ずに発表する生徒、
パワーポイントに動画を組み込んでわかりやすく発表する生徒、
調べたこと・方法が緻密でその説明が非常にわかりやすかった生徒、
と3者とも高校生とは思えない発表ぶりでした。

どうすれば伝わりやすいのか、ということを何回も試行錯誤し臨んだんだと思いました。

本人たちが伝えていて、その通りだろうなと思ったのは、
「私たちは普通の生徒です。論文を書くにあたって、不安なことくじけそうなことはたくさんありました」
「それでも、周りからのサポートや、一歩一歩積み上げてきたから、作り上げることができました」
ということです。

立教女学院が目指す教育の一端を垣間見ることができました。
滅多に見る機会のない、卒業論文の発表会ですが、来年は事前準備をしっかりして、臨みたいと先生は語ってくれました。来年もまた聞きに行こうと思います。

今年の論文テーマ等は、立教女学院ホームページ

教室スタッフ/K.M

努力の結晶が、冊子となって後に伝えられます

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