秘密を解くカギは「裏」にある

  • Vol. 392 : 2011/01/08

大妻中学校女子校

教室にいる日能研卒業生のアルバイトのなかに、大妻中高出身の子が何人かいます。大妻に対して「進学実績を出すためにがんばっている学校」という印象を持つ方が多いと聞いていたのですが、実際に卒業生たちを見ていると当然ながら、それだけではない魅力がたくさんあるようです。

まず、「行動力」がすばらしい! アルバイトのお仕事の仕方一つとっても、その「行動力・実践力」を見ることができ、また大妻での学校生活を話してくれるなかにも母校に対する「愛」を感じ、大妻を受験する子がいるならば応援も進んで立候補してくれる姿にも、やはり「母校への愛」を感じました。「あぁ、この子たちは本当に大妻が好きなんだな」と思ったのです。
そして、大妻を訪れ、その魅力の秘密を知る機会を得ました。

伝統校というイメージがあるのですが、とてもキレイで、生徒たちの学習意欲を増幅させる良い環境があります。生徒数も多いので、教室内はギチギチかと思いきや、そうでもなく、ゆったりとした空間がそこにはありました。このような環境と、「進学実績を出すため」というよりも、生徒たちのニーズに合わせて柔軟に対応してきた結果が今の結果…「生徒を中心に考え、実践してきた結果」という印象を受けました。

そして、説明会のなかで流されたDVDに、この学校の魅力の秘密を解くカギが隠されていたのです。とくにそこに教室にいる卒業生が映っていたわけではありませんが、その姿が重なるような輝きをもった子が多くいたのです。『文化祭の舞台裏』のなかに、彼女たちは存在していました。文化祭の表を見せているのではなく、その裏にかくされた準備の期間・本番の裏方に徹する姿に、彼女たちがいました。文化祭を成功させるために、机上リハーサルから、当日運営まで「楽しみながら」過ごしている、彼女たちがいました。

「…そういえば、実行委員長をやったって言ってたな」
以前仕事の休憩中に話をしているのを聞いたことがありました。

「裏をどう楽しむのか」というような雰囲気がありありと映し出されているその映像を見て、「後輩にもその血は受け継がれていくんだなぁ」と感じたのです。
実行委員の生徒たちが、舞台上で最後のあいさつをして去っていくとき、幕の端を持って後輩たちを裏へ導く先輩の姿を見て「裏を楽しむことばかりでなく、気遣いも、後輩たちに受け継がれていくんだろうな」と感じました。

大妻の秘密、みなさんにも解いてもらいたいです!

教室スタッフ/P

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