シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

田園調布学園中等部

2017年06月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

田園調布学園中等部の国語科が求めているチカラとは?

田園調布学園中等部/先生
1文章を読み取るチカラ

文章を読むということは、どういうことでしょうか。本校では、筆者と対話をすることだと考えています。入学後は、6年間にわたり、1人で読むための視点が身につくように指導をしていきます。ですから入試でも、文章を読み取る力を問う問題を必ず出題しています。

2論理的に思考するチカラ

本校の入試問題に記述問題が多いのは、論理的に読解した内容や思考した過程を筋道立てて説明する力を見たいからです。文章をきちんと読み、答え(結論)が見つかったとしても、どのように考えて答えを導き出したのかを、きちんと説明できる力をつけてきてほしいと思っています。

3表現するチカラ

自分の考えを、人に伝えるためには、文章をわかりやすく綴る力が必要です。ですから、小学校時代に適切な言葉で表現できるような学習をしてきてほしいと思っています。また、素直に言葉を受け取り、その上で自分の言葉で述べることも心がけてほしいことの1つです。