中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

国学院大学久我山中学校

2016年01月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

国学院大学久我山中学校の社会が求めているチカラとは?

国学院大学久我山中学校/先生
1日常生活に目を向けるチカラ
社会科では例年、生活者としての視点を重視した問題を出しています。この問題を含む最初の大問がそうで、久我山らしさが最もよく表れていると思います。
ボタン電池を使う製品は私たちの身の回りにたくさんあります。普段、当たり前のように使っているものでも取り扱いを誤ると、事故につながることがあります。便利なだけでなく危険性もあることを、一人の生活者として自覚してほしいという思いから、この問題を作りました。
2生活上の課題の解決策を考えるチカラ
本校では社会で活躍できる素養として、「総合力」の育成を掲げています。総合力には「課題を解決する力」の側面もあります。与えられた情報やこれまでの生活者としての経験から、どうすれば「乳幼児の製品の誤飲」という生活上の課題を解決できるか、受験生の考えを聞いてみたいと思いました。
どんなことが課題になっているかを「知る」だけでなく、課題を解決する方法まで踏み込んで考えようとするお子さんに入学していただきたいと思っています。その力は、生活の中で鍛えることができます。
3想像力をふくらませるチカラ
この問題は、「製品開発者の立場」に立って考えます。「その立場になったことがないからわからない」と思わずに、リード文から読み取ったことを基に想像力をふくらませてみましょう。リード文をよく読むと、答えのヒントを見つけられると思います。いろいろな立場に立って考えることで多角的な視点が養われます。