中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

晃華学園中学校

2015年12月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

晃華学園中学校の理科が求めているチカラとは?

晃華学園中学校/先生
1当たり前を疑うチカラ
現代では時間の長さは常に一定であり、それが「当たり前」になっています。時計がなかった江戸時代はというと、「一時」の長さは現代の約2時間と言われますが、年中固定ではありませんでした。この問題は、受験生が「一時=2時間」ということを知っていたとしても、実際はそう単純ではないということに思いを巡らせてもらえたらと思い、作問しました。
2与えられた情報と知識を結びつけて考えるチカラ
この問題は、文章、図と表、知識すべてを活用して解く、最終問題らしい手応えのある問題だと思います。条件がいろいろとあるので、文章をきちんと読み、図や表から読み取れることを整理する力、それらを身につけた知識とうまく結びつる力が求められます。
最近は十二支が頭に入っていない受験生もいますが、受験勉強で覚えた知識を受験で終わらせないで、自分の生活の中に取り込んでもらいたいですね。丸暗記に頼らない学習をしてほしいと思います。
3所見の問題をおもしろがるチカラ
この問題は地学分野の大問の最後の問題です。江戸時代という設定に受験生はびっくりしたかもしれませんが、知らないからわからないと決めつけずに、おもしろそうだと思って取り組んでもらえればと思います。
中学受験は暗記型の学習でもある程度カバーできますが、中学、高校、大学と学び進んでいくと、教科書通りではなかったり例外にも直面します。入試問題を解きながら、「なるほど!」「そういうこともあるんだ」と少しでも感激してもらえたらうれしいですね。