中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

淑徳与野中学校

2015年02月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

淑徳与野中学校の社会が求めているチカラとは?

淑徳与野中学校/先生
1社会の大きな変化に関心を持つチカラ
インターネットの普及によって、私たちの生活は一変しました。受験生にもそうした社会の変化に関心を持ち、また理解してほしいと思っています。この問題では、インターネットで国境を越えることが経済活動にどんなメリットをもたらしているのかを考えてもらいました。
情報化やグローバル化など、私たちを取り巻く社会の変化は昔に比べてめまぐるしくなっています。そうした変化の激しい社会で将来活躍できるためにも、今から時事ニュースなど世の中の出来事に興味・関心を持ってほしいと思います。
2発想を広げるチカラ
この問題は「理由を2つ」答える問題ですが、1つしか答えられなかった受験生が大半でした。理由をもう1つ書けなかったということは、発想を広げられなかったということでしょう。受験生は、日本と中国を比較したことはあると思いますが、日本とは別の他国同士の関係性についてはあまり考えたことがなかったかもしれません。人件費については、「日本(先進国)に比べて中国(新興国)は安い」という関係性を、アメリカとインドにも当てはめることができるのですが、小学生には難しかったようです。
3知識と知識をつなげるチカラ
社会科の学習にあたっては単なる暗記ではなく、ある事柄からそれに関連する事柄を連想できるように、知識をつなげて覚えてほしいと思います。そうすると、物事の全体像をとらえられるようになります。一問一答式で関連事項をそれぞれバラバラに覚えるのではなく、「1つの物語」として理解しましょう。歴史の場合は、歴史マンガなどを読んで歴史の流れを押さえるのも1つの方法です。