中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

光塩女子学院中等科

2014年12月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

光塩女子学院中等科の算数が求めているチカラとは?

光塩女子学院中等科/先生
1問題の条件を読み取って整理するチカラ
Bさんの進み方をグラフ化するにあたって、まず、しっかり問題文を読んで条件を整理しましょう。Bさんは「歩く」と「走る」を交互に行い、歩く→走る→歩く→走る→歩く→走る→…というように進みます。P~Rの3地点で1周しますから、Bさんのグラフは1本目が「歩く→走る→歩く」、2本目は「走る→歩く→走る」というように、1本目と2本目はグラフのパターンが違います。条件を読み間違えて、2本目以降もすべて1本目と同じパターンで書いてしまった答案が多く見られました。
2問題を解く方針を立てるチカラ
この問題を解くにあたり、まず何が必要かというと、「次の地点まで何分かかるのか」ということだとわかるでしょうから、それを計算するところから始めます。目新しい問題や取っかかりにくそうな問題については、具体的な数値をあてはめてみるなど、とにかく手を動かしましょう。
本校の入試は記述問題を比較的多く出題して、考え方を見るようにしています。どのように方針を立てたのか、簡単に、でもよいので自分の考えを表現するようにしましょう。
3グラフから情報を読み取るチカラ
本校は毎年、グラフ問題を出題しています。小学生が見るのは一直線のグラフがほとんどだと思いますが、この問題のBさんのグラフには折れ曲がる部分があります。他と違いがあるところに注目して、そこで何が起きたのか、条件と照らし合わせて読み取ります。また、AさんとBさんのグラフが重なった部分がありますが、それは「並走している」ことを表します。このように、日常生活にあることをグラフや数式で表すことができるということを知ってほしいですね。