先日淑徳中学校に行ってきました。
ここには「スーパー特進東大特進東大選抜コース」と「スーパー特進コース」の2つのコースがあります。
今回は「スーパー特進東大選抜コース」についてご紹介します。
まず、英語や数学や理科に特に力を入れています。
英語や数学は、高校1年生が終わる段階で高校3年生までの学習範囲をすべて終え、
高校2年生からは志望校に向けての学習に専念することができます。
英語の授業は週に8回あり、テストでは大学入試を見据え、
中学生のうちから問題文も全て英語で出題。
英単語テストも実施しており、1日10個の英文を覚えて書いているそうです。
このような取り組みの成果として、校内で実施している
TOEICやGTECにおいて毎年高成績を修めているとのこと。
また、理科では多くの実験を取り入れ、中学生のうちから理科に興味を持つことを大切にしています。
先生の中には元JAXAで働いていた方もいて、より専門的な天体の学習もできるとか。
理科室に置いてある天体望遠鏡でわくわくしながら空を見る生徒たちの様子が目に浮かぶようです。
また「自分が先頭に出る(カインドリーダー)」「相手の声を聴く」心を育てることも大切にしています。
(カインドリーダーとは、淑徳中の人間教育と国際教育を結集して、
高い知性とリーダーシップ、グローバルマインドを兼ね備えたリーダーのことです。)
そのため、授業ではプレゼンテーションを多く行います。
自分が発表することはもちろん、評価シートを用い、
話者の良かったところや悪いところやアドバイスなどを書くことで、
相手の話を聴いたり、相手の話を自分に取り入れる体験をしていきます。
そして中学3年生になるとどちらのコースでも皆でオーストラリアに旅行へ行きます。
さらに本格的に英語を学びたい場合は、高校から「留学コース」を選択することができます。
留学コースでは、4カ国(アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア)20校の中から
行きたいところを選び、1年留学することができるのです。
その間の単位はもちろんしっかり加算されますので、留学していた分余計に高校に通うことはありません。
スーパー特進東大選抜コースの生徒は、留学コースの生徒との英会話レッスンがあるため、
身近な先輩から生の英語を学ぶことができるチャンスがあります。
授業だけにとどまらず、先輩や先生、海外体験など色々な刺激を受けることにより、
さらに生きた英語を身に付け、国際人として活躍していける環境が整っているように思います。
英語の授業を受ける生徒たちの様子を見ましたが、
一人ひとりとても楽しそうに目を輝かせながら授業を受ける姿がとても印象的でした。
このように、学習や心の教育に力を入れている淑徳中学校。
すれ違う私たちに「こんにちは」と自ら声をかけてくれる生徒も多くいました。
職員室の外にあるガラス黒板には、生徒たちの勉強の跡だけでなく、部活の紹介や
「文化祭まであと○日」などのメッセージが書いてありました。
生徒同士のつながりはもちろん、先生と生徒との距離も近く、温かい雰囲気の学校です。
秋には様々な行事が控えておりますので、ぜひ一度足を運んでみてください。
スタッフ/ ヒッキー