今年も2月に多くの入試が行われました。
1月の受験は無事終了し、2月を迎えたある男の子の話です。
普段は感情があまり表に出てこない性格の子です。
話しかけても、反応や返ってくる言葉はいつもわずかなものでした。
この子の第一志望は、成績からみると受かるかどうかは微妙なライン。
何度か入試のある、その学校の受験結果は、やはり難しいものが続き…。
それでも彼は、試験が終わったその日に日能研へ来ました。
つぎの日のための勉強をするためです。毎日。
悔しさや残念さなどの感情が表にはあまり出ていませんでした。
(もちろん、大きな感情が心の内側にはあったのだと思います)
そして、志望校の最終受験日。その夜に電話が来ました。
しかし、電話での彼の言葉はほとんど聞き取れないのです。
『これは合格だ!』
電話口で、私も嬉しくなりました。
感情が高ぶりすぎて、彼は自分の受験結果の報告を言えません。
どもってしまい、学校名の一文字・二文字以降が全然言えないのです。
ようやく「合格でした」と言えたのは30秒以上経っていました。
文字通り「言葉にならない喜び」を目の当たりにした瞬間でした。
最後まであきらめなかったこと、努力したことによる結果だと思います。
この喜びは彼にとって忘れないものになるでしょう。
こんなに合格を喜んだ学校に進学する彼の今後が、とても楽しみです。
教室スタッフ/K.M