すてきな学び舎

  • Vol. 65 : 2010/03/15

恵泉女学園中学校女子校

恵泉女学園へ行ってきました。非常に居心地のよい校内を風雨を忘れてじっくり見せていただきました。恵泉といえば、やはり8万冊もの蔵書量を誇るメディアセンターです。
『本物志向』を大切にしているこの学校ならではで、メディアセンターの中央には本物のガジュマルの木があり、それを囲むように中高生というわくにとらわれないさまざまな種類の本が手に取りやすい高さの本棚に並んでいます。

また、今回校長先生をはじめさまざまな先生からお話をうかがったなかで意外だったのが、生徒の自治組織=「信和会(しんわかい)」の活動が活発であることです。各学年のクラスからはもちろん、学校生活を円滑に運営する部会や全クラブのリーダーからなるクラブリーダー会、それをまとめる生徒委員会。各会の会合では話し合いが白熱して、数時間に及ぶこともあるそうです。また、年に2回ある総会では、さまざまな意見の交換も活発にされるとのことです。たとえば、靴下の色を決めるにあたっても会をつくり話し合って決めていくそうです。のびのびとおだやかな恵泉というイメージを持っていた私には、新しい一面でした。

最後にぜひ紹介したいところは、多彩な進路実現についてです。
進路状況を見ると併設大学への進学者が多いように見えます。ただ、近年恵泉女学園では、恵泉女学園大学の推薦権を保持したままで他大学受験ができるようになり、これまで以上に多彩な進学実績を作ってきていることも確かです。芸術方面や理系への進学も想像以上にあります。子どもたちの自主性を信じサポートをする体制のため、一般的にいわれるような大学実績となると少し淋しい部分もるかもしれません。しかし、生徒たちは安易に恵泉女学園大学を選んでいるわけではなく、6年間のなかでじっくりと自己と向き合い『自分はどう生きたいのか』を考えたうえでの選択のようです。


毎日の礼拝で、週に2度は生徒による礼拝なのだそうです。このなかで同級生・上級生の「感話(かんわ)」※を聞き、ときに自分が話す側に回ることで自らの思考と向き合い他人の意見と向き合いながら自己を形成していく恵泉の子どもたち。すてきな学び舎でじっくり成長をしていくすがたを垣間見ることができた一日でした。

※感話(かんわ):日々の生活の中で、自分の感じたことや考えていることをみんなの前で語ること。

教室スタッフ/みけ

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