変えられるものは変えてゆく勇気

  • Vol. 975 : 2014/09/01

東星学園中学校共学校

東京都清瀬市にある東星学園(大矢正則校長)に足を運びました。
西武新宿線秋津駅から歩いて10分くらいでしょうか。
また、JR武蔵野線新秋津駅からも大人の足で15分ちょっとで行ける距離です。
学内には幼稚園から小中高まであり、奥に広い敷地があり校庭の他、屋外プールもあります。

中高は、2008年に女子校から共学化となり、また一学年が2クラス50名前後と聞き、
こじんまりとした学校というイメージを持って行ったのですが、
私の持っていたイメージは、訪問後、正直ちょっと変わりました。
まずは、大矢正則校長先生のお話です。
先生は、カトリックの学校であれば「愛の精神」を前提にして生徒とともにいるのだが、
東星学園は、大学進学はもちろん意識しつつ、生徒たちと先生、また生徒同士、
こうした人と人とのつながりや関係を改めて大切にしたいと説かれます。
例えば、単なるボランティア活動をあらためて見つめ直すと、
その本質や裏側がうっすらと見えてきます。
「福祉」「チャリティー」「アドボカシー」などがそれにあたるでしょうか。
次に、カトリックの学校特有の落ち着いた雰囲気についてです。
先生と生徒、生徒同士の関係がとても密になっていることを見学早々感じ取ることができました。
7月に合唱コンクールがあったようですが、行事や授業、休み時間以外にも
いろいろな葛藤が生徒たちに生まれてくるに違いないと思いました。
もともとが女子校だからかもしれませんが、どの学年も女子の方が人数が多いことと、
クラスも学年も少人数であることも関係がありそうです。
その点、東星学園は毎日カウンセラーの先生がいらっしゃるそうで、
しかもその先生方も専門や分野の異なる先生が4人もいらっしゃるそうです。

授業後などのあいさつも、やらされている感がなくて、
生徒のみなさんがめいめいにあいさつをしてくださったことも、とても心に残っています。
こんなところからも、東星学園の先生方が生徒たちとの関わりに
多くの時間と心を砕いている
ということがよくわかりました。 
私学には「不易と流行」という言葉があります。
東星学園中の沿革から察すると、私は今、急スピードで学校が変わりつつあることを感じます。

(以下東星学園HPより)
よりよい教育を実現するためならば、今後も変えられるものは変えてゆく勇気を私たちは持っています。
同時に、変えてはならないものも私たちは持っています。
それは、東星学園の創立者ヨゼフ・フロジャク神父の生き方を、教職員一同が常に振り返り、
それに倣うことであり、また、その生き方のすばらしさを生徒 に伝えていくことです。


9月以降学校説明会などが開催されます。
カトリックの共学校というだけでも、非常に貴重な存在の学校だと思います。
まずは、足を運んでみてはいかがでしょうか。

スタッフ/ あまのっち

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