学べや学べやよ学べ

  • Vol. 910 : 2013/10/26

桜蔭中学校女子校

スタジオジブリ最新作「風立ちぬ」のころの時代背景は、
ちょうど桜蔭中学校が創立された時代です。
1923年に関東大震災に見舞われた日本、大混乱となった首都圏、
この年は、つい先日2020年オリンピック招致を計画した「イスタンブール」があるトルコ共和国が成立し、
「マドリード」があるスペインではクーデターのよる軍事独裁政権が出来た年で、不思議な因縁を感じます。
そして、日本はあの先の大戦へと突入して行く時代ですね。
想像してみましょう。
普通選挙自体が実現したのが1925年ですし、女性参政権は戦後すぐの1945年です。
男女雇用機会均等法にいたっては、つい最近(大人にとっては…)の1986年なんです。
つまり桜蔭が創立したころは、
家で女性が学習することなどほとんど見られず、家事や家業の手伝いをするのが普通でした。

開校当初、女性には学問はいらないと言われたそんな時代に、初代の後閑キクノ校長は、
「学べや学べやよ学べ」と、せめて学校にいる時だけは存分に学びなさいと生徒に諭したそうです。
ほぼ毎週、桜蔭志望者が集う「桜蔭日特生」もあやかって、日能研お茶の水校で学ぶ時は特に、
桜蔭合格を目指して「学べや学べやよ学べ」を意識したいと考えています。

教室スタッフ/ 水無月美雨

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