喜寿

  • Vol. 833 : 2012/12/31

高輪中学校男子校

如是我聞 高輪 喜寿

古くて新しい学校。今年も高輪中学校・高等学校に足を運ぶ機会に恵まれました。古くて新しいというのは、前身は京都で1885年に創立された学校が始まりで、中学の再開は1989年と平成に入ってからだからです。そこで強く印象に残ったのは、今年の11月で喜寿を迎えられた櫻橋稔理事長先生の言葉です。一度その話をうかがったら、その雰囲気、話の間、声質、そのすべてがあらゆる示唆にとんでいるたたずまいに圧倒されてしまいます。その話の中で高輪の目指すものを紹介していただきました。

①子どもの夢の実現
②子どもが人として豊かに成長している
③子どもにとって楽しい生活の場


簡潔にまとめたこの3点を確かなものとすべく、高輪のすべての先生が、子どもと一緒にさまざまな具体を動かしている場。それが高輪なのだと感じました▼たとえば、今年躍進した大学合格実績もその準備として6年前よりスタートした週6日制の授業展開がわかりやすく6年一貫教育の中で実を結んだものです。▼見学させていただいた校内は男子校らしく「男くささ」を感じつつも、ものすごい大きな声で元気よく一生懸命英語の発音練習をする姿、体育の時間なのか雑然と男らしく脱ぎ捨てられた制服が雑然とする教室、一方で使い込まれながらも大切にしているであろう机や椅子や廊下の、もちろんよい意味での男子校らしからぬ雰囲気、生徒自身が自分ごととして学ぶことができるであろう場が高輪にはあるんだな、と感じたひと時でした。

教室スタッフ/杜子春

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