歴史ある対抗戦

  • Vol. 478 : 2011/04/20

開成中学校男子校

4月16日(土)埼玉県戸田ボートコースで、第83回筑波大学附属高校対開成高校定期競漕大会が行われました。学校間定期戦としては、大正9年から始まり日本でもっとも歴史のある行事とのことです(大学の早慶レガッタは今年80回)。

レースを前に開成高校側の応援席では高校3年生(開成卒業生にきくと有志だそうです)の応援団が、中学1年生と高校1年生(高校受験で入学した生徒)を統率し応援の練習をしています。ときには「声が小さい、もっと腹から声を出せ!」と高校3年生の応援団長から檄が飛びます。
母校の勝利を目指し、応援団として熱い応援をすることで競漕を盛り上げます。

対抗戦の開会式に先立ち東日本大震災の被災者の方に黙とうが奉げられられました。
開会式が終わると、腕組みをした気合の入った両行の応援団員が対峙し、エール交換が行われ、対抗戦の幕が切っておとされました。

レースは、両校端艇部の大先輩によるOBレースからはじまり、メインとなる対抗戦まで5つの競漕がおこなわれます。勝敗は、最終競漕(対抗戦‐舵手付クオドルプル‐1000m)の結果で決まります。

15:30分メインとなる対抗戦のスタートが切られると、何か所に分かれた両校の応援団から、応援の掛け声や応援歌の合唱が始まりクライマックスをむかえます。500m付近で開成艇がリードをうばうと徐々に差を広げ、最終的には約1艇身ほどの差で、昨年に引き続き勝利を勝ち取り対戦成績を41勝42敗としました。

応援団の高校3年生の気迫(気合)から、校内外に関わらず何事に対しても本気なんだという意識を伝統のレースから感じさせられました。
また、中学1年生にとっても、この伝統のレースが開成魂を受け継ぐ第1歩なのかなと感じさせられました。

教室スタッフ/S.S

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