国府台女子

  • Vol. 668 : 2011/11/25

国府台女子学院中学部女子校

秋晴れのすがすがしい気候のなか、JR市川駅より徒歩12分、京成本線市川真間駅より徒歩5分の場所にある国府台女子学院へ行ってきました。

2011年7月に完成したばかりの中学部・高等部校舎はとてもきれいで、開放感・清潔感あふれるものでした。生徒たちは9月からこの校舎を使用しているとのことでした。まだすべての工事が完了しておらず、講堂や小学部の建て替え中で、来年11月末には既存の99%が新しい校舎になるようです。

新校舎を歩いてみると、木のぬくもりが感じられる落ち着いた温かい作りであって、各教室は、無駄な広さがないコンパクトな作りになっているのが印象的でした。これは、できるだけ生徒が黒板に近くなるようにと工夫されたものです。また各クラスには46インチのモニターがあり、合同朝礼を行うのに使用されているとのことです。

教室10コ分の広々した図書館はとてもステキでした。中1・2年生の利用が多いようで、以前にも増して本の貸し出しが増えたとのことです。今後はipadなどのインターネットツールを使いながらの調べ学習ができるような環境を整えていく計画をしているとのことでした。

休み時間にすれちがう生徒たちはあいさつをしてくれる子が多く、明るくにぎやかな様子でした。

仏教校ということで、入学時には「みひかり集」と「数珠」がプレゼントされ、毎朝お経を読み、中1から高3まで週に一時間「仏教」の時間があり、テストもあります。仏教を通して生徒にいろいろなことを感じて、考えてほしいという先生の思いがあるとのことで、授業の様子も見学をしましたが、まさに、その熱い思いが伝わってくるものでした。重苦しい雰囲気ではなく和やかななかで生徒たちが興味深く先生の話に聞き入っている姿が印象に残りました。

学習だけに偏らせたくないという考えのもと、部活動にも積極的に取り組んでいることも特徴であり、生徒の9割以上が何らかの部活動に入っています。先生と生徒で話し合いながら活動の頻度を決めるとのことでした。なかでも、オーケストラ・マンドリン・ダンス部が人気らしいです。

今後、共学化することなく女子一貫教育の責任を果たしていきたいという先生方の熱い思いを感じられる時間となりました。

教室スタッフ/C.T

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