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本の詳細

ハリネズミと金貨
ハリネズミと金貨
ブックID 6335
形態
作者 ウラジーミル・オルロフ/原作 田中潔/文 ヴァレンチン・オリシヴァング/絵
出版社
内容 ハリネズミのおじいさんは、森の小道を歩いているときに金貨を見つけます。
「そうだ、これで冬ごもりに必要なものを買おう」と思いつき、いそいそと市場に向かいます。
ところがおじいさんが物を買おうとするたびに、知り合いの動物たちがゆずってくれるのです。
りすは干しキノコを分けてくれました。
カラスはどんぐりでかわいいくつを作ってくれました。
クモはくつしたをゆずってくれました。
くまも大切なはちみつを分け与えてくれました。
お返しに金貨を渡そうとしても、誰も受け取ってくれません。「いいよいいよ、それはもっとだいじな時のためにとっておきなさい」と。
みんなのおかげで冬支度は無事ととのいました。てもとにある金貨を見てハリネズミのおじいさんは、この金貨をどうするかを決めました。
対象・種別
  • 幼児〜小2幼児〜小2
  • 小3〜小5小3〜小5
読み方ガイド

〔絵から情報を取り入れながら〕

これはロシアのお話ですが、世界中で愛されている絵本です。これを手にした子どもたちばかりでなく、いっしょに読んだおとなたちも深い感動につつんでしまいます。
まず表紙の絵がかわいいですね。これが主人公のハリネズミのおじいさんです。ページをめくると、なんだかなつかしいような色で、お話が一目でわかる絵がえがかれています。じっと目をこらして絵を見ると、動物たちが今にも動き出しそうなほど、細かいところまでていねいにかかれています。
読み終わったら、目を閉じて、頭の中でお話を思い出してみましょう。その時、絵もいっしょに思い出してみましょう。言葉だけでなく絵もいっしょに頭に残っているほうが、思い出すのがかんたんかもしれません。
この本のテーマは助けあいです。お友だちに助けられたこと、助けてあげたことなどを思い返してみましょう。
ハリネズミさんは最後に金貨をどうしたのかが、この物語の大切なところです。人それぞれ、いろんな方法があるでしょう。あなたなら金貨をどうしますか?ひとつだけでなく、ふたつ、みっつとアイデアを出してみましょう。

MI「8つの知能」による分類

リズムをとって 身体を使って 自分なりに だれかといっしょに 情報を集めて分けて 映像を思い浮べながら 言葉を使って 筋道を立てて