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本の詳細

ゆきひらの話
ゆきひらの話
ブックID 4815
形態
作者 安房直子/作 田中清代/絵
出版社
内容 ある古い一軒家で風邪を引いて寝込んでいるおばあさんがいました。
中々熱が下がらないおばあさんに声をかけてきたのは何と戸棚の中にしまわれていた「ゆきひら」だったのです。
何十年も前におばあさんのお母さんがお料理を作ってくれたゆきひらです。
おばあさんは「ゆきひら」の提案でりんごの甘煮を作ることにしました。
不思議なゆきひらはおばあさんが寝ている間に、かまどに火をつけ、コトコトと甘煮を作っていきます。
そしてできあがったそれは風邪を引いていたおばあさんに優しい甘さをくれるのです。
対象・種別
  • 幼児〜小2幼児〜小2
  • 小3〜小5小3〜小5
読み方ガイド

〔場面を思い浮べながら〕

ゆきひらというお鍋を知っていますか?
元々は土でできたお鍋で、注ぎ口と取っ手がついています。
おばあさんが見つけたゆきひらは思い出がたくさん詰まったお鍋でした。
そのゆきひらで煮込んだリンゴの甘い香りと共に、おばあさんが見ていた優しい夢が読んでいる私たちにまで届くかのようです。
美しい色彩のイラストが素敵な本で、リンゴの甘煮がとても美味しそうに見えます。読み終わった後、食べたくなるかもしれませんよ。

MI「8つの知能」による分類

リズムをとって 身体を使って 自分なりに だれかといっしょに 情報を集めて分けて 映像を思い浮べながら 言葉を使って 筋道を立てて