シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

カリタス女子中学校

2017年05月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

カリタス女子中学校の社会科が求めているチカラとは?

カリタス女子中学校
1必要な情報を読み取り考えるチカラ

与えられた情報から必要な情報を読み取り、その場で考えてもらう問題も出題しています。今回取り上げていただいた問題もそうですが、できるだけ受験生が初めて見るものを出したいと思っています。こうした問題では、読み取った情報と、身につけている知識とを結びつけて考えることが大切です。小学校の授業で学ぶ基本的な知識を問う問題も必ず出題しています。ただ、入試のために覚えればいいというのではなく、学んだことを自分の言葉で説明できるよう、学びを深めてほしいと思っています。

2自分の考えをわかりやすく表現するチカラ

選択肢から答えを選ぶような問題だけでなく、記述問題もいくつか出しています。入試問題は、本校と受験生の対話のようなもの。こちらが「これを知っていますか?」と聞いたことに対して、「それはこういうことですよね」と答えてほしいので、自分の考えをわかりやすく表現することも練習してきてください。

3今、起きていることを受け止めるチカラ

今、起きていることを自分なりに受けとめることができる子に入ってきてほしいと思っています。そのため、時事的なテーマを、入試問題に積極的に取り入れています。普段から、新聞やニュース番組などにアンテナを張り、幅広く情報をキャッチして、自分なりに考えてみましょう。