中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

城北中学校

2016年04月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

城北中学校の算数が求めているチカラとは?

城北中学校/先生
1表中の数字をヒントに考えるチカラ
今回初めて、算数で穴埋め形式の問題を出題しました。表中のそれぞれの空欄にあてはまる数を答えてもらいますが、表中の数字が問題を解く手がかりになります。
作ることができる正方形は、まっすぐの向きのもの(1㎠、4㎠、9㎠、16㎠)だけではありません。それ以外のパターンの正方形はどうやって作るのか、表中の数字をヒントに考えます。受験生の解答から、どの段階まで考えることができたか理解度をみることができます。
2すべてを数え上げるチカラ
本校では数え上げの問題をよく出題しています。表の穴埋め形式を採用したのは、すべてを数え上げる体験をしてもらうことと、全部数えると8パターンの正方形が作れることを伝えたいというねらいがありました。部分ではなく全体をきちんととらえてもらいたかったのです。
3試行錯誤するチカラ
すべて正解した完答率は13%でしたが、得点率は50%以上でした。これは、受験生が表を手がかりにして、できるところをやろうと取り組んでくれたからだと思います。
中には消して書き直した跡がある答案用紙がありました。「まだあった!」と気づいたのでしょう、考えながらやっている様子がうかがえました。