中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

浅野中学校

2015年08月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

浅野中学校の社会が求めているチカラとは?

浅野中学校/先生
1統計結果の理由を考えるチカラ
「社会科は暗記科目」だと思って、統計資料の数値まで覚えようとしていないでしょうか。統計の数値そのものを覚えても意味がありません。それは、数値は固定ではなく動いてしまうものだからです。
意識してほしいのは、統計資料を見て「なぜこのようになるのか」を考えることです。ただ数値を眺めるのでなく、統計数値の背後にある理由を考えることを習慣にしましょう。
2知識を組み合わせて考えるチカラ
本校では、受験生が「基礎知識は覚えている」という前提で入試問題を作成しています。ですから、この問題のように、「知識の運用能力」を聞く問題を集中的に出題しています。この問題は、東京都と3つの道府県の位置関係と日本の交通網の知識を組み合わせて考えますが、組み合わせをすべてわからないと正解できません。
最低限押さえるべき知識は覚えなければなりませんが、覚えた知識を使って考えるところまで全部暗記しようとするのは無理があります。覚えることばかりに努力するのではなく、覚えた知識を使って問題を解く練習もしてほしいと思います。
3基礎的な知識を身につけるチカラ
「考える」土台にあるのは基礎的な知識です。入試問題では数は少ないですが基礎知識をストレートに問う問題を出して、知識がしっかり身についているかどうかを測っています。入学後も各分野の基礎知識をしっかり身につけるように、定期試験で基礎的なことを聞いています。