中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

品川女子学院中等部

2015年05月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

品川女子学院中等部の算数が求めているチカラとは?

品川女子学院中等部/先生
1考える基となる知識を習得するチカラ
数学は考える力を養う学問ですが、材料がなにもなければ考えることはできません。ですから基礎基本を大事にしましょう。そこをしっかり習得していれば、その上に、応用する力がついて来ます。つまずいた時に振り返ることもできます。
2着眼点を変えるチカラ
この問題で言えば、1本目の線を書いた時に、どうなるのだろうと思ってほしいのです。その1本がどのような役割をするのか、ということを考えてほしいのです。普段、あみだくじをやる時は、1本の線が一方通行ではなく、相互通行であるという単純なことに気づいていないと思います。そこに気づいてほしいのです。3回目はあるのかな。3回目はないな。どの横棒も2回しか通らないという発見をして、不思議がってほしいのです。
3考えていることを伝えるチカラ
大学入試を見ると、最上位の学校はすべて記述式です。それは、基礎をしっかり固めてそれを応用できる力を身につけ、私はこう考えたということを相手に伝わるようにアピールする。いわゆる総合力を問えるからでしょう。いくら頭の中で考えていても、それを相手に伝えないことには伝わらないので、本校でも記述の問題はたくさん出しています。