中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

浅野中学校

2014年05月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

浅野中学校の社会が求めているチカラとは?

浅野中学校/先生
1基本的な事柄を覚えるチカラ
基本的な事柄を覚えることを、おろそかにしないようにしましょう。今年の入試でいえば、歴史の問題をきちんと解ける程度の力はつけてきてほしいと思っています。大学入試の歴史の問題などは、基本的なことが頭に入っていないと、手が出ないからです。中学、高校の社会科でも、もちろん大切な事柄には触れますが、その事柄そのものよりも、その事柄を通してものの見方や考え方を学ぶことが中心となりますので、社会科が苦手な人ほど、教科書に載っている基本的な項目は覚えるようにしましょう。
2知識をもとに考えるチカラ
知識や概念を使って考えることが社会科を学ぶ上で必要な力の一つです。そのため、入学試験でも、単純に知識を問う問題よりも、知識をもとに考えて、答えを導き出せるような問題を出したいと考えています。今回の「平等」の問題も、説明文を読み、その場で考えることで、正解を導き出せる問題にしました。入学試験ではありますが、その場で考えることにより「そんな見方もあったのか」と気づいてもらえれば嬉しいです。
3情報を読み取り、まとめて表現するチカラ
さまざまな資料から情報を読み取り、必要なことを絞ってまとめる力も持っていてほしい力の一つです。今年の入試問題(大問4)は、非常に情報量が多く、大人でもまとめきることが難しい問題でしたが、受験生の中には情報を整理し、コンパクトに書いている子がいて驚きました。文章を読み解く→内容を整理する→字数の中で表現するという練習もしてきてほしいですね。