シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

逗子開成中学校

2026年07月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

逗子開成中学校の数学科が求めているチカラとは?

逗子開成中学校/先生
1計算などで工夫をするチカラ

毎年出題している計算問題に関しては、過去問を解いているかどうかが大きいと思われます。少し工夫すると計算が簡単になることもあるので、毎年、そのことはメッセージとして受験生に伝えているつもりです。過去問をきちんと取り組んでいる受験生はおそらくそこで高得点を取っていると思います。

2手を動かして考えるチカラ

逗子開成が受験生に求める力は、自分で考える力や、手を動かす力です。しかしながら、今の子どもたちは作業を嫌がったり、めんどうがったりするのです。例えば、場合の数など、書き出すことが必要な問題を苦手とする生徒が、近年、多くなった気がします。ですから、このような問題を出しています。この問題も、その図を書くことが1つの意図でした。図を書いて状況をつかまないことには何もできず、おそらく発見にたどり着かないと思います。多くの難関大学の数学で、自分で書いたり、実験するなどして発見する力を問われています。

3知的好奇心を大切にし、主体的に学ぶチカラ

学校のディプロマポリシーでもある知的好奇心を大切にし、主体性を幅広く持ち続けることができる力をつけてもらいたいと思っています。目の前の受験よりも、将来、自分の力で生活し、社会へ出て活躍、貢献することが大切だと思っています。小学生で算数に興味関心のある子は、中学・高校も興味関心を持ち続けます。また、主体的に取り組めるようになると、自分の頭で考え、工夫するようになるので、自然にできるようになっていきます。