シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

淑徳与野中学校

2026年04月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

淑徳与野中学校の理科が求めているチカラとは?

淑徳与野中学校/先生
1身近なものの中から理科を見つけるチカラ

理科は身近なものです。日常生活の中の理科を見つけて、身近な現象を理解できたときの嬉しさみたいなものを大事にしているので、なるべく身近な自分自身の経験から問題を作るようにしています。小学生の皆さんには、ただ、知識として覚えるのではなく、日常生活の中で「なぜ?」と思うくせをつけてほしいと思っています。それがどんなことでも、受験を突破するための勉強につながっていくと思うからです。

2知識を知恵として使えるチカラ

この問題は、単に知識として高山の植生帯を覚えているかどうかではなく、標高、気温の変化、緯度との関係を総合的に考えて判断する力を見ようと思って出題しました。樹林の並び順を知識として知っている受験生は多いと思っていました。緯度の関係で、南が暖かいということはわかると思うのですが、それを境界線に落とし込んだときに、日当たりをどの程度考えられるかを問いたいと思いました。単純に覚えてきているかどうかより、それを使えるかどうかは、入学後の学習でも意識しているところです。

3日常の中の問題を発見・解決するチカラ

生徒には、問題を見つけられる、そしてそれを解決できる人であってほしいと思っています。その力は理科に限らず、いろんな場面で養っていってほしいのですが、理科は日常のいろいろな問題に直結することが多いので、授業の中でも「これはこうです」「覚えましょう」だけではなくて、仕組み、因果関係などを考えることを大切にしています。常々そういう見方で世の中を見られるようになってほしいなと思っています。それが社会が抱える問題の解決に直結していくといいなと思っています。