シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

中村中学校

2025年12月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

中村中学校の国語科が求めているチカラとは?

中村中学校/先生
1漢字を正しく書くチカラ

国語科では、言語知識がベースになると思っているので、言葉を漢字で書くなど、基本的なことを大事にしています。(スマートフォンなどで)変換すると漢字が同時に出ますよね。目で覚えていても、いざ自分で書くとなると、順番がわからなくなることもあるでしょう。例えば「矛盾」だったら「矛」と「盾」、どちらが先だったかなと……。混乱してきてひっくり返ってしまったり、「盾」と書いた後に別の「じゅん」をつけたり。そういう間違いが近年増えました。できるだけ手で書いて学習してほしいと思います。

2文章を読み解くチカラ

説明文だったら、筆者が言っていることをまずは受け入れる。賛成反対はその後です。物語文だったら、感情移入せずに、冷静に読み進める。そして言動から、登場人物の性格などを探る、という具合に、相手の立場にある程度入らないと、国語力はつきません。逆に言えば、国語力があれば、適度な距離感を持って相手の気持ちがわかり、相手の立場に立つこともできます。言葉を増やして、国語的に裾野の広い知識を持った人になってほしいと思っています。

3自分の考えを文章で表現するチカラ

5行問題も、受験生に読んでほしい文章を持ち寄る中で出てきて、(今のような形に)発展しました。授業では一通り題材を読み終った後に、何かを書かせたり、対話をしながら意見を引き出したりするのですが、入試はどうしても一方通行になってしまいます。できれば受験生の何かをキャッチしたいという思いがあって、文章の延長線として、読んで感じたことや考えたこと、新たに考えてほしいことなどを提示してもらう形になりました。聞かれていることについて、自分の考えに肉付けをした形でまとめて、書いてもらえれば大丈夫です。