シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

獨協埼玉中学校

2025年07月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

獨協埼玉中学校の数学科が求めているチカラとは?

獨協埼玉中学校/先生
1計算を正しく効率的に行うチカラ

算数は中学数学への架け橋だと思っています。計算でつまずいてしまうと、その先さらに複雑な数や性質を学んでいく上で理解の妨げになります。ですから、計算はしっかりと練習を積んできてほしいと思っています。来年からは大問1番が計算問題だけの出題となりますので、ここで点数を取ることが重要になります。入学後も、計算力は最初に補うということを大事にしています。四則計算をキチンと行いながら、中学数学を学んでいくので、小学生の時から正しく効率的に計算する力を身につけてきてください。

2文章から状況を理解し、思考するチカラ

子どもたちにいろいろな場面で考えてほしいという思いから、日常生活に関連した問題を多く出したいと考えています。今回のバスケットボールの問題も、その一つでした。
よくある定番問題ではなく、文章から状況を理解し、考えて解く問題にしたいという意図があり、今回は状況を理解した上で、パターンを分析しながら考えることができるかどうかを問う、思考力の問題として出題しています。こうした問題を出しているのは、普段の生活の中でも、算数・数学の部分を少し意識してもらいたいというメッセージです。

3自分の考えを式を用いて説明するチカラ

記述問題は考え方を見るために出題しています。今回は、一般的に値を聞く、求値問題的なものよりも、いろいろな考え方で解答できる形式の問題を最後に置いたほうが、採点の幅が広がるのではないかと考えて、最後に出題しました。例年、別解をいろいろ用意していても、採点中に新しい検討材料が出てくることも珍しくありません。その都度、話し合いを行い、採点をしています。記述問題はチャレンジしてもらえれば、答えが出なくても部分点が入りますので、あきらめずに取り組んでほしいと思っています。