シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

東京女学館中学校

2024年12月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

東京女学館中学校の理科が求めているチカラとは?

東京女学館中学校/先生
1探究するチカラ

理科という科目は、中学受験を考えた時にとかく暗記にかたよりがちな科目ですが、普段の受験勉強を通じて「なぜそうなるのだろう?」「これってどういうことなの?」と疑問を抱き続ける(探究する)力を身に付けてほしいと思います。

2失敗を恐れないチカラ

自分で一生懸命考えた結果であれば、間違っても気にしないことが大事です。新しいことには、失敗することを恐れずに果敢に挑戦してほしいと思います。そのためには、失敗を避けるべきものとして捉えるのではなく、学びの機会と捉え、成功への一歩と見なす前向きなマインドセットが必要です。

3短い時間で物事の核心をつかむチカラ

本校の理科の試験は30分しかありません。ですから、短い時間の中で受験生がパッとイメージできる問題になっています。できるだけシンプルに、かつ文章やイラストもできるだけわかりやすくなるよう練りに練って作問していますので、普段の学習においても短時間で物事の核心をつかむ訓練をしておくことが、本校合格への近道です。