シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

青山学院横浜英和中学校

2024年11月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

青山学院横浜英和中学校の社会科が求めているチカラとは?

青山学院横浜英和中学校/先生
1資料やグラフに隠されたヒントを読み取るチカラ

本校の授業では、グラフや地図を使用することが多く、知識一辺倒でなく、教科書も本文を読んで終わりではない勉強の仕方を意識しています。教科書でも本文以外のところに写真やグラフがあると思いますが、そういった部分を大切にした勉強を普段から心掛けましょう。

2問題の出題意図を汲み取るチカラ

本校の社会科の入試は30分で大問3題の出題となっています。問題のリード文も長めですし、記述を書かせる問題も何題か出題されますので、効率的に問題を解いていかないと最後までたどり着けずに試験時間が終了してしまい、解けるはずの問題を落としてしまいかねません。そのためには、普段から問題を解く際に出題意図をしっかりと汲み取る練習をしておく必要があります。

3グローバルな問題と身近な話題を結び付けて考えられるチカラ

本校はグローバルを非常に意識しており、その部分と関連した問題やテーマを取り上げたいと考えて問題を作っています。ただし、話題としてはグローバルであっても、それを身近なこととして受け取れるような内容に落とし込んで作成することを心掛けていますので、普段からニュースなどを見る際に、地球の裏側の問題であってもそれが自分の生活にどのような影響があるのかを考える癖をつけておくとよいです。