シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

恵泉女学園中学校

2024年08月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

恵泉女学園中学校の理科が求めているチカラとは?

恵泉女学園中学校/先生
1何事にも興味関心を持つチカラ

今回の問題のように初めて見るグラフの問題に対しても興味関心を持って前向きに取り組んでもらいたいと思っています。本校では様々な物事にチャレンジをしたり、興味関心を持って楽しむ機会が非常に多かったりするので、まずは関心を持とうとする姿勢が本校での学びに大きくつながってくると思います。

2自分の頭で考えるチカラ

本校の教育理念に「自ら考え、発信する力」とあるように、自分自身で様々なことを考えることができる生徒を育てたいと思っています。そのためには与えられたものを自分の力で判断していく力や、多方面から物事を見つめる力が大切です。目の前にある問題に対して「なぜ?」「どうして?」と自分の頭で考えることを意識してほしいと思います。

3丁寧に情報を読み取る力と基本的な理科の知識

本校の入試では一見、難しそうに感じる問題や初めて見る問題でも、正確に情報を読み取ることを意識すれば答えを導き出す手がかりがある問題作りを意識しています。そのため、まずは問題文の内容を正確に読み取り、手がかりを見つけてほしいと思っています。また、基本的な理科の知識を身につけるために毎日こつこつ取り組むことをおすすめしています。