シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

神奈川学園中学校

2024年07月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

神奈川学園中学校の数学科が求めているチカラとは?

神奈川学園中学校/先生
1日々のニュースや時事問題にアンテナを張り情報収集するチカラ

この設問は、食品系のお店でキャッシュレス決済を使われた際にその仕入れ先に払う現金がなくて困っているといった話をふと目にした記事で読んだのがきっかけです。入試問題は社会問題をベースに作成することもあるので、普段からニュースや時事問題に目を向けてみてください。

2あらゆる手段で自分の考えを表現し伝えるチカラ

採点の際には、図で書かれていても考え方がこちらにきちんと伝われば加点する場合もあります。説明会でも具体的な過去問を使って「たとえばこの問題ではこういう答え方がいろいろありました。ここまでできていたら2点付けましたよ」といった具合にかなり詳しくお伝えしています。受験生のみなさんは、間違えるのを怖れて書かないということがないよう、自分の考えをまとめてほしいと思います。

3頭だけで考えるのではなく手を動かして考えるチカラ

たとえば、立体に関する問題が苦手な場合、紙面上でわかりにくいのであれば、工作用紙を買ってきて実際に手を動かして立体を作ってみる。手を動かすことで意外と簡単に問題が解けるかもしれません。